「体内浄化のすすめ」っていうものがあります。まず脂肪を追い出して、浄化せなあかん。今日のお話はわりとシステマチックになっていますから、脂肪が溜まったらどうしたらいいか説明します。なぜ脂肪が溜まるのか。まず、食べ過ぎですよね。で、脂肪分とか糖分の摂り過ぎ。プラスアルファ、運動せえへん。日本人女性にとくに多いんですけど、お腹、太もも、お尻に脂肪細胞が運ばれていって、セルライトになります。セルライトは余分な脂肪です。 増え過ぎた脂肪が体の中に溜まったら、リンゴ型体型になります。または洋ナシ型。そうなったら病気にも繋がるんですね。脂肪肝や糖尿になったりするんです。こんなんになれへんために、何を食べたらいいか。キノコとか海藻、根野菜っていうのは、食物繊維が体の中の余分な脂肪を吸着して、体外に排出してくれる。それから体を温めて燃焼させるために、ショウガやトウガラシ、ニンニクがいいんですけど、適度に取るようにしましょう。あと大豆などの豆類は余分な脂質を減らしてくれます。
次に血液の脂肪が溜まっているのは、こんな人です。肉とか脂っこいものが好き。甘いものをよく食べる。ほとんど毎日お酒を飲む。それから偏食、遺伝というのもあります。運動不足で好き嫌いが多い人もそうですね。頭が痛くなったり、肩がこったりという症状もあります。血液に脂肪が溜まったらどうなるかというと、血液をストローに例えれば、ストローの穴が小さくなってしまって、中身が通らなくなるんです。それをそのままにしていたら、脳の血管がプチンと切れてしまいます。で、何を食べたらいいかというと、アーモンド、クルミ、オリーブオイルとかキャノーラオイル。良いオリーブオイルってものすごい良い香りがするんだけど、保存料とか使ってないからすぐ酸化してしまうんですよ。だから品質が良ければ良いほど、大量に入っているものではなく少量のものを選ぶ、もしくは量り売りで必要な分だけ買うなど。あと先ほど例に挙げた、ストローの穴が小さくなった時どうしたら良いかっていうと、青い魚を食べると良いですね、どんなものがあるかというと、サバ、ハマチ、イワシ、マグロ、ブリ、サンマ。ウナギも良いですね。でね、中医学的に1日2個食べると1週間でコレストロールにかなり効果が出るといわれている食材があります。それは干しシイタケです。干しシイタケの戻し汁も使えるんですよ。毎日ちょっとでも食べてほしいので、例えばコンビニでお弁当を買う時とか、干しシイタケが入っているものを選ぶといいですね。
次、お肌がボロボロになる時ってありませんか? とくに季節の変わり目ってお肌が不安定になりやすいですよね。その最大の原因って何かというと毒が出てないからなんですね。で、毒ってどこから出ているかっていうと、汗や吐く息、尿や便なんですね。それからプーッてするやつ(笑)。 人前でするのは恥ずかしいんですけど、プーッて出すのは大事なんです。音が出るおならと臭いおならがあると思うんですけど、臭いおならが出る場合はよくない。それからイライラする。肌がかゆくなるだけじゃなくって、かゆいからイライラするっていうのとイライラするからかゆくなるっていうのは繋がっているんですね。それからニキビ、運動不足。野菜が嫌い、水をあんまり摂らへんとか、いろいろあるんですけど、これらの一番の原因は食生活。プーッていうやつは、食べる物といっしょに入る空気と、食べ物のカスがお腹の中で分解されるときに出るものとあるんです。一般的にそういうガスっていうのはゲップとかプーッていうので出されるんやけども、残りの30パーセントくらいは腸と血液の中を行き来してるんです。それをちゃんと出すことをせなあかんのですが、まず、便が出にくいっていう人は寝る前にお腹をさする。さすり方はおへそを真ん中にして、手のひらをお腹に乗せて、軽く。「の」の字を書くように、時計回りに。これを9の倍数回続けます。私のおすすめは36回。めんどくさいって思うかもしれないですけど、寝る前にさするだけでかなり違います。
それから、イライラしやすいとき。リラックスしたいとき、イライラしてるときっていうのは、深呼吸するのが一番解決しやすいんですね。その深呼吸の仕方というのはまず、舌を上あごにつける。口を閉じて、鼻から息を吸う。音がしたらあかん。理想は30秒で吸って30秒で吐く。鼻から息を吸ったら今度、口から息を出すんですけど、ここでも口から糸を吐くようにゆっくり出してほしいんですよ。「今イライラしてるな」とか「しんどいな」って思ったら、この深呼吸法をやってください。これだけでかなり楽になります。
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