こんにちは。皆さん、今日は私と1対1で対話してると思って、他の人なんて気にせず、自分の世界に入ってくださいね(笑)。
今日のお話のテーマは「アンチエイジング」。皆さん、年取るのって嫌ですよね?
まず最初に、私はね、女性っていうのは「お花」だと思ってるっていうこと。顔がお花やったら?体は葉っぱとか茎とかそんなんですよね。お花をキレイにするために、お花に色塗りますか?お花をキレイに咲かせようと思ったら、良い土があって、ちゃんとお水をあげないとダメですよね?
もう一つのポイントは「過ぎたるは及ばざるがごとし」。やり過ぎたらやらないのと同じってこと。「やりすぎたらアカン」。しすぎたらアカン、怒りすぎたらアカン、辛すぎるとか甘すぎるとかもアカン。喜びすぎてもアカン。とにかく、過ぎたるは及ばざるがごとし。どうせえっちゅーんですよね(笑)?今日はそういうお話をしていきます。
女性の年齢ってね、一般的に正常に老化していく場合、25歳から35歳っていうのが、老化の第1ステップと言われています。普通の顔している時は何もないのに、笑ってる写真を撮られたら悲しいとか、かすかにちりめんジワがあったりとか、かすかなシミがあるような気がする。でも「気のせいや」と思って、コンシーラーを塗るだけでなんとかなっている。
第2ステップは35歳から50歳。黙ってたら分からないけど、笑ったときの表情のシワがかなり深くなってるってことが自分でも分かる。シミも濃くなる。昔は表面に出てきてなかったシミが、紫外線のおかげで成長していってくれてるって状態。
第3ステップは50歳から60歳。黙ってても、シワがある。あと、顔以外にも出てくる老人性のシミ。悲しいね。それから、肌もくすんでくる。昔はくすみって、パックしたりマスクすれば、ある程度ごまかせてたのが、そうもいかなくなってくる。で、60歳すぎれば、全部シワ。表情があろうが無かろうが、全部シワ。これが正常な老化なんですけども、今はね、どれだけきちんとお手入れしているか、どんな環境にいるかで、それを食い止めることができる。50代の人でも30代後半にしか見えない人っていますよね?30代なのに、その逆の人もいてますよね?それは、今言ったことプラス、悲しいけど遺伝も関係あります。それ全部合わせて、どうやったら私達は若さを保っていけるのかっていうのを考えたいと思います。私のコンセプトっていうのが「戸籍年齢はとるけど、若さと元気はそのまま」。良いと思いません?人にパスポートとか住民票さえ見られへんかったら、年が分からへんっていう方向に持っていきたいんです。
私は今、南京中医学大学で、中医美容学っていうのを中国人の学生に教えています。中医美容学って言うのは中医学の考え方で美容をしようということ。
中国人の理想って言うのが「不老長寿」。長生きしながら、見た目は若い。それが目標。
「見た目がキレイ」ってあるじゃないですか。例えば紙が1枚あったとして、表が肌だったら裏は内臓。外だけをキレイに見せようと思ってファンデーションを塗るとする、そうしたら、どんな病気の時でも一応顔色はキレイに見える。けどね、中国人の望む不老長寿っていうのは、すっぴんでどれだけイケてるか、360度どんだけイケてるかなんです。肌をキレイにしようと思ったら、内臓が元気でないとダメ。反対に言ったら、肌で内臓の健康がわかる。よく中医学で目とか声とか色んなところを見て、健康の状態が分かるっていうんですけど、それと同じです。見た目のキレイっていうのは、“からだの内側の状態”が反映されたものなんです。 |