キレイな肌っていうのはどういうのなんやろ? 例えば最近いろんな本にね、「仕事するときとか恋愛するときとか勉強してるときに、成功したイメージを持つ人が成功できる」とか書いてあるじゃないですか。それはお肌にも応用できると思うんです。キレイになった自分をまず想像する、とにかく想像するのよ、しっかりと。「無理」って思った時点で終わりです。
でね、そのイメージをもっとはっきり持とうと思ったら、お手本がないとできない。お習字を書くのもお手本がないとできないじゃないですか。そのお手本を、どこにするのか。それはね、上を向いた顔、プラスアルファ自分の体の中でいちばんきれいな肌を持つ場所にするのがいいと思う。それは、「利き腕じゃないほうの二の腕の内側」。そこは毛穴もないし、キメも細かくて触っても吸いつくし、紫外線にも当たってへんからキレイ。「ここに近づくのを目標」にしたら、毎日自分の目標を自分の目で見ることができるじゃないですか。鏡見てここを見て、自分の目標決めてください。
素肌美人になるための鉄則が、取捨選択をすること。「お肌にいいよ」っていうものをいっぱいいっぱい取っても、「なんかキレイになれへんわ」って思う人もいてると思うんですけど、その人はお肌に悪いこともしてるからだと思うんですよね。だから、お肌にええことだけをして悪いことはやめる。お肌にいいものと悪いものを見極めるっていうのをして行きたいと思うんです。
今からお話をしていく中で「何がいいものかわからへん」っていうことも出てくると思います。たとえば化粧品。私は絶対に100パーセント天然原料だけというのがいいとは思わない。また、化学成分が入っているものが危ないとも限らないと思っています。
お化粧品を選ぶときはみんなが使っているとか、これを持ってるとちょっと自慢やから使いたいとかいうんでなくて、自分が満足いくものを選んで使っていただきたいと思うんです。有効期限過ぎた化粧品でももったいないなって思って使っている人いてるかもしれへんけど、捨てましょうね、まず。どうしても捨てられへん場合は、匂いや色が変化してないかを確認したうえで、かかとや膝に塗って使い終わろう。家にぎょうさんあるでしょう。高かったから、もったいないから置いとこうって、そんなんはやめようね。
肌には心の栄養も大事、肌の栄養になるものも大事、身体の中からキレイになるのも大事なんです。
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