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Vol.2 |
出産時に24キロ増！体重70キロを超えた！ |
香港の食べ物はおいしいというのが定説で、私も香港旅行に来ていた頃は3泊4日で平均2キロぐらい太っていた。しかし、実際に香港に住み始めてみると全く太らなかった。
当時仕事で毎日16時間くらい働いていたのだが、起きている間はとにかくよく食べていた。夜中の2時とか3時とかまで仕事をし、夜中寝る直前に朝ごはんを食べるということを続けていても太ることはなかった。
「私はきっと太らない体質に違いない！」と過信していたのがいけなかったのだと思う。妊娠してから恐ろしいことが待ち受けていたのだ。
◆欲望のままに食べ・・・
私のマタニティ時代は、つわりはほとんどなかった。しかし午後3時を過ぎると、眠たくて眠たくてたまらない。頭を使う仕事は午前中に済ませ、午後は体を動かせばいい仕事をすることにした。 |
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とにかくお腹がすく。体は食べ続けるのが当たり前という生活を覚えていたので、欲望のままに食べていた。体重を記録していたのだが、週平均500グラムずつ増えていった。
最初のころは頭もぼーっとしていたので物事を深くは考えなかったのだが、妊娠5ヶ月を過ぎて頭の働きが多少戻ってきたとき、冷静に体重の増加を確かめてぞっとした。このままいったら出産時に16キロ増えることになる！
あわてて産婦人科の先生に相談した。ところが、香港では日本のように体重管理が厳しくないようで、「むくみもないし、血液検査でも正常だから気にしなくてもダイジョーブ！」と言われた。「そうなんか、ダイジョーブなんか！」。今の私の頭なら「いやいや、太り過ぎたら後がシンドイから、ちゃんとせな！」となるのだが、いかんせん、体も頭もラクを求めていたせいもあり、結局出産時には24キロ増加となった。体重が70キロを超えたときはあわてたけれど、「しゃぁないやん」と思っていた。母乳で育てれば体重は元に戻ると言うし・・・と気楽にかまえていた。
そして産後。帰宅して体重を計ったら、68キロほどあった。最初の1ヶ月くらいは息子に振り回されて睡眠時間も少なく、それプラス母乳であったが、しんどかったわりには3キロも減らなかった。聞くところによると、産後半年以内に元に戻らなかったら、もうそのままらしい。でもその時はお腹の大きいものがなくなってそれで体が軽さを覚えたので十分嬉しかったのだ。昔の体型は記憶から消えていたので自分の頭の中では、66キロも48キロもあんまり変われへんような気がしていた。
◆えっ!?服が入らない！
それがある日のお風呂上り、特大サイズのバスタオルで体を拭いていると、たまたまそばを通りかかった夫が私の体をまじまじと見て、「さっちゃん、太ったなぁ、ぶるんぶるんやなぁ」とつぶやいた。夫の体重は90キロである。「なんでアンタにそんなコトをいわれなあかんねん」と憤りつつ、あらためて鏡に自分の全身を映してみた。
妊娠前の体型とはちょっと違う・・・みたいな気がした。ジーンズを出してはいてみようとしたが、なんと！ふくらはぎより上にはどうしてもあがらない！あわてて頭からかぶるタイプのワンピースを着てみようとしたが、二の腕のところで止まってしまって通らない。えっ、なんで？とにかくありったけの服を取り出して試着してみたが、一着としてまともに着られるものがなかったのだ！
そこで初めて気がついた。66キロと48キロはこんなにも違う、ということに。産後2ヶ月のことである。
それから私の減量大作戦が始まったのである。
【ポイント】
現実から目をそらさないこと！自分の体は客観的に観察しよう！
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＊次回はいよいよさちこ先生の減量大作戦です。お楽しみに！
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