今日、私が一番みなさんに伝えたいことです。養生(ようじょう)とは「生きることを養うこと」。中医学では「人間は死ぬ前が一番最高の状態でなければいけない。」という根本的な考え方があります。

- (1)何に効果があるか、どういう理論なのかなど、理解をしてから始める。衝動ではしない。
- (2)簡単でラクに出来ることを毎日続ける。
- (3)自分に合ったものをする。
- (4)若いころから始めるのがいいが、いつからでも遅くはない。老いを感じる35歳くらいから始めるといいでしょう。

- (1)熟睡が出来る。
- (2)怒らない、半分は目をつむる。
- (3)記憶力が強い。
- (4)優しい心がある、いじわるな気持ちになったら深呼吸をしよう。
- (4)養生をしている。
1.理解をしてから始める。衝動ではしない
2.簡単でラクに出来ることを毎日続ける
養生は、器械を使ったり、たくさんのお金を使うものではない。
養生は、毎日ちょっとの時間を費やして一生続けること。
養生は、生活の一部にするもの。
3.自分に合ったものをする
人によって出来ることと出来ないことがあります。
ずっと続けて行くためには自分のライフスタイルに合わせたものにしましょう。
4.若いころから始めるのがいいが、いつからでも遅くはない
人体の生理機能で言うと、男性は、40歳ごろ、女性は35歳ごろから、老いを感じ始めます。
体力や容貌に陰りが出始めるのがこのころからです。
だから、養生を心がけ始めるのに適しているのはこの時期。体がまだ元気であるときから始めるのがいいでしょう。しかし、年をとってからでも遅くはありません。
一日の養生は、一日の効果がある。 一年の養生は一年の効果がある。

- 【歯をカチカチとかみ合わせる】
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上下のあごを動かすことにより、美容面では、頬の筋肉の強化をすることによりたるみが防げます。また、頭がすっきりしてきます。胃腸の働きが良くなるうえ、歯肉の退化や、歯周病にもいいです。朝起きたら30回しよう。
- 【唾液を飲む】
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舌の下にたまる唾液を飲む。唾液には病気と闘うパワーや消化作用などの効果がある。
- 1.口を閉じて、うがいをする要領で頬を膨らませたり、へこませたりを約30回。
- 2.唾液腺が刺激されて唾液がどんどん出てくる。
- 3.口の中が唾液でいっぱいになったら、その唾液を3〜4回に分けてゆっくり飲みこむ。
- 【髪を梳く】
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左手で左、右手で右、前から後ろ(おでこの生え際から後頭部まで)に朝晩各10回、櫛で髪を梳く。
- 【温かいお湯を飲む】
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コップ一杯の温かいお湯をゆっくりかむように飲む。
- 【鼻呼吸】
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口を閉じて鼻を使った呼吸を行う。はいてから吸うのがポイント。
- 【1日3回痰咳をする】
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痰咳とは、痰を出す咳のこと。痰咳を出すために、生理食塩水でうがいをするとよいでしょう。
- 【お腹のマッサージ】
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寝る前にベッドに横になり、手のひらで時計回りに円を描くように下から内臓を持ち上げるような感じでお腹全体をできれば36回、直にゆっくりマッサージしてほしいです。もし、硬いところを見つけたら、げんこつでクルクルしましょう。
- 【肛門を閉める運動】
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肛門を閉めたり緩めたりを1日10回繰り返す。これは内臓の機能を強化しますし、婦人科系の病気にもいいです。立っていても座っていても寝ていてもできます。
- 【旬のものの「気」をとりいれる】
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「旬の気は最高の薬」。美容と健康のためには、旬のものをとり入れることを心がけましょう。
- 【1日10分瞑想をする】
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背筋を伸ばして座って、目を閉じて、深呼吸。心が落ち着いてきます。
以上のことを、自分のできることから始めて続けてもらえたら、中医学的美人に近づけます。
今回で一旦最後回になってしまいましたが、みなさんとは最後にしようと思っていません。これからも一緒に若さと健康を保っていきましょう!どうもありがとうございました。
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