毒を溜め込んでるとわかったら、次は気になる毒の出し方。私たちの体は毒をどうやって出していると思います?
汗をかくことや息を吐くこと。そして皆さんご存知の排便とか排尿とかも毒を出す行為ですね。それと、涙は心の毒を出すんですよ。
でね、うんちっていうのは食べていらんようになったやつ、プラスいろんな細菌が含まれてるんやけど、そのいらんようになった細菌の2/3が病気を引き起こす菌なんですね。
ごはんを食べて、うんちになるまでにかかる時間は人によって様々なんですけど、24時間以内に出せへんかったら、その菌の数が2兆に増えてしまうねんで。だから便秘っていうのは毒を「溜めたい、溜めたい、溜めたい、溜めたい!」と思って生きているんと一緒なんやよ!
で、排毒と解毒とありますが、ふたつの意味はまったく違います。
排毒っていうのは、いらん毒を外に出すこと。解毒っていうのは体の中で悪いものを良いものに変えること。
排毒の基本っていうのは三養(さんよう)と中医学では言われています。この三養っていうのは、栄養、保養、修養の3つの“養”のこと。まず栄養っていうのは外からとる人体の生命を維持する方法って意味になります。排毒=健康な生活ってことになるんですけれど、栄養はちゃんと取らなあきません。じゃあ、“保養”ってなに? 休憩をちゃんとする、ちゃんと寝る。でもこのふたつだけではありません。残りのひとつは実は運動をすることなんです。なんでかって言ったら、運動をすると酸素が体の中に入るでしょ、そしたら栄養分の吸収率が高まり、解毒作用も高まるんです。だから保養っていうのは休息と睡眠と運動のことになるんです。
“修養”っていうのはリラックス、心のバランスをとったり、楽しく暮らしたりすることなんですね。いくらよう寝て、栄養をとっても嬉しなかったら、全然体に働らけへん。
だから中医学では、どんな方法をとっても、結果として“嬉しい”というのがとても大事なんです。
楽しい生活とか嫌なことがないとかそんなんが重要になるんです。
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