野球にサッカー、格闘技などスポーツジャンルは数あれど、トップリーグの会場に集う女性の美人度の高さは群を抜いている(ぴあ編集部経験調べ)。それはなぜか？　ド迫力のタックルに醍醐味と言えるトライ、そしてノーサイドの精神……。理由はいくつもあるが、トップリーガーにハートを兼ね備えたイケメンが多いこともトップリーグの会場に美人が集まる要因のひとつだろう。
そこで、トップリーグ全14チームから毎週ひとりずつイケメン戦士をピックアップし、彼らの男前な素顔を探っていく。

「(キッカケは)高校の監督に誘われて。鹿児島はサッカーが盛んで、ラグビーはあまり人気がなかったので観たこともありませんでした。体も細く、サッカー体型だったので随分悩みましたが、父に相談して決めました。父は監督と鹿児島大学ラグビー部の同期なので、その父に相談したというのは、自分の中ではかなりラグビーに傾いていたんだと思いますけど」

ラグビーのルールを覚え切る前に、持ち前の俊足とサッカーで鍛えたキック力を武器に頭角を現してきた濱島は、高校1年の県大会決勝で逆転トライをマーク。ラグビーの魅力にどっぷりハマると、高校日本代表にも選ばれ、明治大学に進んだ。

「強い大学だとはわかっていましたけど、何のイメージもなかったですね。だから、行けたのかも。大学では全て初めてのことばかり。100人を超える寮生活も驚きの連続でしたが、何よりも1年生には“それなり”の仕事がいろいろあって。練習もキツかったですよ。夏合宿なんて1か月ぐらい続きますからね。『もう無理』って逃げる寸前。試合はオマケみたいなものでした」

2003-2004年シーズン、トップリーグ初代王者に輝いて以来、タイトルから遠ざかっている神戸製鋼コベルコスティーラーズ。今シーズンは、ベテラン大畑大介がキャプテンに就任し、巻き返しを図る。

「大畑さんは同じウイングとして尊敬していると言うより、もう雲の上の存在。オーラがありますし、グラウンドに出てきただけでチームに緊張感が走ります。そんな大畑さんが、腹を括っているんだというのは感じますね。プレーでチームを引っ張るのはもちろん、選手全員に常に声をかけて。自分もいろいろ教えてもらっています。ボールを持っていないときにすること、考えること。今まで気づかなった動きや自然に動いていたことも、細かく注意してくれて、気づかせてくれること、考えさせられることが多いですね。大畑さんの全てを吸収したいです」

日本が世界に誇るトライ王・大畑が14番。そして、ケガから復帰した濱島が11番。神戸の男前ふたりが両ウイングを固めるとき、神戸製鋼コベルコスティーラーズの快進撃が始まるに違いない。