- 家紋 桔梗紋 兜 鉄錆地仏胴二枚胴
- 兜 鉄錆地仏胴二枚胴具足など
謎に満ちた戦国の世のキーマン
本能寺の変で主君信長を倒したことから、“主君殺し”という、仁も義もない悪のイメージで語られることの多い光秀。しかし、光秀が治めた土地では彼を悪くいう声は聞こえてこない。
丹波平定のために亀岡に移った光秀。まずは、軍事拠点に亀山城を築城し、その城下町の整備を始める。領民たちの安全を思い、近隣の村民を水害の危険がある場所から丘の上に移住させ、城下町を形成した。
また、丹波平定後、福知山城の城主となった時も民政に力を注いでいたため、領民たちに慕われていたという。――本能寺の数日前、光秀は愛宕山(あたごやま)で戦勝祈願を行い、愛宕百韻(ひゃくいん)(連歌の会)を主催した。しかし、光秀は心ここにあらずといった体で物思いにふけることが多かったという。そしてこう読んだのだった。「ときは今、天が下したしる五月哉かな」と……。
このとき、光秀は何を思ったのだろうか? 己の欲のためか、それとも、なにか理由があったのか? 本当のことは、まだだれも解明していない。

ゆかりの地明智越え[あけちごえ]
亀山城から愛宕山へ向かう最短コースであるため、光秀が参拝の際に使用した可能性が高い。道すがらには「土用の霊泉」や「峯の堂」など光秀に関連する伝承が伝わる場所が点在。
DATA
場所 亀岡市保津町山ノ坊地内(亀岡側登山口)
開園時間 常時開放
ゆかりの地谷性寺[こくしょうじ]
明智光秀公の首塚が祀られているため、別名「光秀寺」「ききょう寺」などと呼ばれる。地元住民を中心に運営している観光ききょう園「ききょうの里」も人気だ。
DATA
住所 亀岡市宮前町猪倉土山39
開園時間 9:00 〜 17:00
入園料 境内無料、本堂拝観200円
P 約15台(無料)
URL http://www.ryuumu.co.jp/~piece/kikyou/
この人が“彼”を演じてました!
- 『春日局』(1989年/NHK大河ドラマ) 五木ひろし
- 『信長 KING OF ZIPANGU』(1992年/NHK大河ドラマ) マイケル富岡
- 『豊臣秀吉 天下を獲る!』(1995年/テレビ東京12時間超ワイドドラマ) 近藤正臣
- 『秀吉』(1996年/NHK大河ドラマ) 村上弘明
- 『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』(2002年/NHK大河ドラマ) 萩原健一
- 『太閤記 サルと呼ばれた男』(2003年/フジテレビ) 宮迫博之
- 『国盗り物語』(2005年/テレビ東京新春ワイド時代劇) 渡部篤郎
- 『功名が辻』(2006年/NHK大河ドラマ) 坂東三津五郎
- 『明智光秀〜神に愛されなかった男〜』(2007年/フジテレビ) 唐沢寿明
- 『天地人』(2009年/NHK大河ドラマ) 鶴見辰吾
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