不朽の名作「源氏物語」が誕生して千年を迎える今年、古川美術館では、紫式部など女性が活躍した平安時代にちなみ、現代女流作家による“王朝絵巻”をテーマとした作品約30点を展示する。

参加作家は、故 江里佐代子（截金）、兼先恵子（染色）、川村悦子（洋画）、田嶋悦子（陶芸）、森田りえ子（日本画）、八幡はるみ（染色）の6名。さまざまなジャンルの作品で繰り広げられる美の競演を楽しみたい。

また、時を同じくして分館の爲三郎記念館でも、古川美術館初代館長・故 古川爲三郎の没後15年を記念した展観会が。こちらは、氏が愛し収集した茶道具と、日本を誇る茶道の名器、美濃焼で作陶する作家、このエリアで活躍する若手作家による多彩な作風の茶道具を、故人が生きた年（103）の数だけ展示する。

雅な気分で両展を満喫してみては？