第17回
world wide mobilerとは!?

 ついに最終回になりましたゆめのうつつ日記。アフリカから日本に帰国したときの様子が記されています。今週もまずはこちらからスタート!

ゆめのうつつの AOL 短期モバイル日記 最終回

ナイロビに戻る・その3(1999年1月1日〜1999年1月3日)
日記を見る

モバイルデータ
モバイル期間
1998年12月20日〜1999年1月3日(短期)
使用モバイル機器
リブレット30
使用プロバイダー
AOL(アメリカ・オンライン)
アクセスポイント
ナイロビ(ケニア)
通信速度
当時9.6kbps 1月19日現在 28.8kbps(ナイロビ)
使用デジカメ
リコー DC-2
通信環境
ケニアの街中は公衆電話が普及しているため、かえってアフリカ他国ではよく見かける電話サービスセンターみたいなものはない。人の家からつながせてもらったり、ホテルからの接続は問題なし。ナイロビならテレコム・センターから接続可能のようだ。インターネットカフェみたいなものもあった。ナイロビは夜と朝は、通信回線事情でつながらない場合がある。

これまでの短期モバイル日記
第1回を見る
第2回を見る
第3回を見る

第4回を見る

 ゆめのさん、おつかれさまでした! そして連載ありがとうございました。リアルタイムで情報を発信していくこともそうですが、こうして後でじっくり振り返ってみることも大切ですよね。

 さて振り返ってみるといえば、スペインで強盗にあったJUNさん。その「瞬間」を再現したメールが事務局に届きました。こちらもとても興味深いものになっています。


Subject:
wwm事務局様
Date:
Mon, 8 Feb 1999 08:06:27 EST
From:
JUN2Y
To:
wwm@pia.co.jp

ただいま戻りましたー。

うへー作戦失敗してしまいましたー。もー2週間で帰ってくんなって感じですよね。
トホホ。

えーとですね、強盗はですね、朝8時半から9時頃、アトーチャ駅という有名なマドリッドの駅で、私は宿を捜してのです。
マンションの様な建物の4階あたりに「HOTEL」(オスタルと読む)の看板を見つけ、とりあえずそこを聞いてみようと、中に入ろうとしたのですが…。

私はヨーロッパ初めてで、建物の入り方が分からなかったんです。

1階の扉はガッチリ鍵がかかってて入れない…どうしよう…。私はその辺をウロウロしてました。(バックパックかついだまま)
そこへ一人のスペイン人が来て、その扉に付いてるインターフォンを押し、中に何かスペイン語で話し、扉を空けてもらってるのです。
なーんだー。そうやって開けてもらうのかー。私も、その男に、入ってもいい? と、聞くと、ニッコリ笑っていい、と答えたので、その男について中に入ったら、

そいつが強盗だった…。

気付かないうちになんと、私の後ろからもう一人男が入って来て、気付いたら後ろの男に押したおされ、私の前にいた男が、私の貴重品のカバンをひっぺがす様にとろうとしてるではないですか!!

場所的に、建物の中心に階段があり、それを囲む様にアパートの扉があり、もちろん誰もいません。
私は、おもいっきり、キャーキャー騒いだのですが、誰も来てくれない! ウッソー!?
それどころか、首をガンガン締めてくるじゃん。マジー!?

強盗二人組は、やっとこ私の貴重品のカバンを獲り、その場を走って去ったのでした…。

私は、怖くて怖くてもうフラフラして呆然としてました。
今考えると、このホテルの人と、強盗はグルだったのか??? それはわかりませんが。(結局そこに泊まったのですが、スッゴクガメツいイヤなオバサンだったから)

警察に行ったら、盗難届けは日本語バージョン、日本人大使館では、パスポートの再発行の手際の良い事、マドリッドでは一番日本人が盗難に遭ってるそうです。

…と、いう事だったんです…御心配おかけしました。申し訳ないです。

                     99/2/8 JUN


※あのですねー、モスクワ航空でホームレス生活してる時にゲットしたおみやげがあるので、ぜひプレゼントして下さい。
何と言うのですかねー人形の中に人形が入ちゃってる「だから何っだよ!」と、ツッコミ入れたくなるアレっす。アレ。カワイくて、4個も購入してしまったので、そのうち2個ドーゾ。

モスクワ空港はマジ、パラレルゾーン(笑)ガーナ人二人、インド人二人、フランス人、チュニジア人とスペイン人のハーフ、日本人の私の、ムッチャ濃いい計7人で、酒飲んだり、トランプしたり、ドミノしたりして楽しいホームレスしてました。

そうそう、インド人のサダジさんがハンサムさんだったので、つい私はハウスバーモントカレーのルーを一箱プレゼントしちゃった。キャッ。定治(サダジ)元気かしら…カレー食ってるかなー。(ちなみに、ニューデリーだそうで。)

モスクワ空港でトランジットなさる方は、空港内、2階レストラン裏でぜひ1泊してってください。トランジットホテルなんてとらなくていい! …食事も3食出るしね。(刑務所みたいな感じで、ロシアのオバサンがカートで配るのだ)楽しいパラレルワールドが君を待つ!

                     それではそれでは


 というわけでかなりパワーみなぎるJUNさんからのメールでした。
また体制を整えて、再出発するそうです。今度は犯人を捕まえるか・・・?

 JUNさんからのお土産、マトリョーシカを次回紹介&プレゼントしますので、お楽しみに! なお「カンガ」プレゼント応募は締め切りました。こちらの当選者も次週発表します。

 お次も皆さまからのメールより。
先週「アフリカ情報」を募集したところ、早速反応がありました。情報を寄せてくれた方々、ありがとうございます。今回は「アフリカ情報」に関連する2通をご紹介。


Subject:
お手軽スワヒリ語講座のご紹介
Date:
Wed, 10 Feb 99 00:27:57 -800
From:
upepo
To:
wwm@pia.co.jp

wwmのコーナー,いつも楽しみにしています。
さて、東アフリカの公用語である、スワヒリ語の講座のご紹介です。

アフリカ旅行専門の旅行代理店「道祖神」で、初級スワヒリ語講座があります。
以前、私も参加したことがあるのですが、とてもアットホームな雰囲気でスワヒリ語が学べます。
講師は、日本語も話せるタンザニアのザンジバル島出身の方です。
また、日本の方のサポートもあり、安心して受けられます。

毎週土曜日、12回(約3か月間)、費用は4万円ちょっとです。
1・4・7・10月スタートですが、途中参加も可能なようです。
場所は、目黒の道祖神のオフィスで行われています。

これから旅行の予定があり、多少は、現地の言葉で話したい方、旅行に行き、スワヒリ語に興味を持った方、いかがでしょうか?



おまけ:私がタンザニアで良く使ったスワヒリ語を、幾つかご紹介します。

 おなかがすいた    Nina njaa.(ニナ ンジャー)
 とても、おいしかった Tamu sama.(タム サーナ)
 おなかがいっぱい   Nime siba sama.(ニメ シバ サーナ)
 ビール飲みたい   Ninataka kunywa beer.(ニナタカ クニュワ ビア)

食べる事ばかりでした。では,最もポピュラーな挨拶を。

 こんにちわ         Jambo.(ジャンボ)
 ごきげんいかが?/いいです Habari? / Nzuri.(ハバリ/ンズリ)
 ありがとう         Asante.(アサンテ)
 さようなら         Kwaheri.(クワヘリ)


                          うーちゃん でした



Subject:
コンゴ旅行経験者よりエールを送るよ
Date:
Sat, 06 Feb 1999 02:31:49 +0900
From:
"伊丹 正典"
To:
wwm@pia.co.jp

はじめまして。伊丹と申します。

 世の中には、同じ事を考える人がいるもんだなと思いつつ、楽しく読ませていただいています。
と申しますのは、私は実は、中部アフリカのコンゴ民主共和国に、1989年と1991年に行ったことがあるのです。
当時はザイール共和国といいましたが、その地のダンス・ミュージック「リンガラ・ポップス」を修得するために、当地に各三カ月ほど滞在し、現地のミュージシャン連中と飲むわ食うわ○うわ踊るわ演奏するわの大狂乱を演じて参った次第でございます。(以下略)


 伊丹さんは、厳密には「アフリカ情報求む」を見てからメールいただいたわけないのですが、かなりコンゴ(旧ザイール)にはまっておられるようです。
政情の問題がなくなればコンゴからのリアルタイム情報発信をやってみたいとのこと。
 ホームページをチェックさせていただきましたが、かなりな鼻血ものであります。
ザイール(当時)の奥地への旅の部分、投獄されたり絶望的な列車にのりこんだりと、わくわくどきどきの本当の話がつまっています。
URLは

http://home.intercity.or.jp/users/JAKI/

です。

 それでは最後に藤堂さんからのメールを。
 日本人バックパッカーが集まるナイロビの有名?なホテルイクバルホテルの画像です。
 藤堂さんは2/8にエチオピアへ飛んだ模様です!
 テナイストリン!(エチオピアの言葉・アムハラ語でこんにちは!の意)


Subject:
イクバル大阪ルーム
Date:
Sat, 06 Feb 1999 22:19:36 +0900
From:
大阪ルーム
大阪ルーム

Todo"Todd"Yoshinori
To:
wwm@pia.co.jp

とうどうっす
イクバルの日本人専用ドミの一号室「大阪ルーム」。
となりは長崎ルーム。命名の由来は「?」
ナイロビは水不足らしく今日も断水。
トイレはいつもは清潔なのですが今日は汚物が・・・。


通信芸人藤堂さんのHP http://www.t3.rim.or.jp/~todd
wwm事務局へのメールはこちら wwm@pia.co.jp

これまでのworld wide mobiler