ゆめのうつつの AOL 短期モバイル日記 第2回
夢見心地の街・ラム(1998年12月25日〜27日)

インド洋に面した河口地帯へいよいよ着陸
インド洋に面した河口地帯へいよいよ着陸
 コーヒー園で働いたあと、一度ナイロビに戻り、ケニアのコースト(海岸地方)へ向かうことにした。ラム島。この島を訪問するのは今回で4回目になる。

 ナイロビのウィルソン空港から約1時間半、小さな飛行機に乗り広大なアフリカの農地、開墾しても何も育ちそうにない熱射を浴び、ただただ枯渇した土地を上空から見ながらタナ河の河口付近に横たわるだだっ広い砂州のような島に着陸するのだ。着陸後は荷物や空の水タンクを積んだ船に乗り込んでラム島に向かった。

バハリホテルの屋上から海を望む
バハリホテルの屋上から海を望む
 ラム島はイスラム教の街、ムスリムの住む街だ。ここでいつもの宿バハリホテルに投宿する。街なかには白壁に囲まれた狭い道が縦横無尽に張り巡らされて、日陰でひっそりと休んだり夥しい量の荷物を背負ってすたすたと走るロバがその狭い道を行き来し、初めて訪れた人は道を歩くことそのものが驚きになるにちがいない。

 道ばたには水たまりやロバのフンがころがり、夜は灯りも少なく歩くのに不自由するが、それも最初の日だけであとは目が慣れて暗闇を歩く恐怖もなくなる。

 街なかは港に面したケニヤッタ通りが一番の大通りだが、そこは大通りというより一見、暇そうに見える男たちのたまり場でもあり、船が着いたときにあるいは荷揚げ荷積みの際に活気が出る海の男たちのサロン的な大通りでもある。

シェラビーチへ歩いて、楽園の香りが…
シェラビーチへ歩いて、楽園の香りが…
 風のいいときはそこからダウ(帆船)で10分程度でシェラビーチに着く。歩くと40分くらいか? 今回はダウを使わずにシェラビーチまで4往復した。シェラビーチはこのあたりで一番高級なホテル「ペポニ(天国)ホテル」の前に拡がるビーチで白人客も多い。そのビーチをそのまま突き進むと、地の果てを感じさせる誰もいないビーチがえんえんと続くのだ。

 バハリホテルで今回日本人青年と会った。長髪なので一見女性に見えるが男性であった。島に着いたとき島のガイドは「バハリホテルにはいま日本人の女の子が泊まっている」と言っていた。彼がそうらしい。
ラム島で会った協力隊の彼?彼女?
ラム島で会った協力隊の彼?彼女?

 柴田義之さん23才。1997年12月から、協力隊の仕事でケニアの内陸部キシイのメサバクワで理数科の教師としていているとのこと(写真参照)。デジカメで柴田さんを撮影させてもらい、ナイロビからメールに添付してwwm事務局に送った。

 ケニアの協力隊の皆さん! どなたかメール下さいませ・・・

ゆめのうつつ でした


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