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過去のインタビュー
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(続き)
――今年はこのイベントがあって、この後はそれぞれのご活動の予定というのは、どんなことを考えているんですか。

古市 いやあ、もういっぱいやるだけなんですけど、ライブを。

加藤 あとは、もう5年目になるクラブ・クアトロのマンスリー・ライブが初夏手前から始まるし。

――お互い新作は?

加藤 新作は今年中に出しますよ。

――コレクターズは去年BOXが出て、ソウル・フラワーも近作としてはベスト・アルバムがありましたけど。

中川 うん。今年はマキシ・シングルをどんどん出そうと思ってて。

奥野 あと、結構ワンマンでずっとここ10年ぐらい中心にやってきたし、何かちょっとやっぱり若いバンドというか、そういうのも対バンでやってみたい。

中川 コレクターズみたいな若いバンドと(笑)。

加藤 でも、ワンマンのほうが人、入るよ。

奥野 そうだね、今そういうとこもあるけど。

――そうなんですよ、イベントって本当に厳しいんですよ。

古市 イベント、“and more”って必ずつくのがよくないんだ。出しすぎ。

加藤 そうだね。イベントもマックス3つで、しかも絶対面白い組み合わせにしないと、ダメよ。

古市 出しすぎだよね。

――スタッフの打ち合わせみたいなことになってきました。

中川 去年、うちの事務所とその話をしてて、どういうバンドとやろうといったときに、実はコレクターズの名前出したの、おれやねん。

加藤 そうなの? じゃあ次はおれが出すわ(笑)。

中川 渋さ知らズとか、いろいろ出したよ。渋さとユニオンって顔合わせないやん、今のところ。モノノケ(ソウル・フラワー・モノノケ・サミット)とはあるけど。コレクターズはおれが名前出してん、実は。やっぱやったことのない、しぶといバンドとやりたいね。

――近年、ちょっと勢いがある若手を3つ4つ集めてイケるだろうと発表しても、実はチケット売れなかったりするのが多くって。でも、藤井一彦さんのTHE GROOVERSと、FTK&Kという、GRAPEVINEのメンバーと藤井さんの弟のバンドがあって。この2バンドでやったときに即日完売したんです。変な話だけど、今それぞれワンマンでやったら、即日完売は残念ながら見えないと思うんです。

中川 それは珍しい。

――イベントってやっぱりファンが「あっ、面白い!」と思えて、そこ行ったら何かあるって思わせる感じがないとダメなんだなと。

加藤 そう、難しいと思う。

――だから、今回は完売だろうなと思ってんですよ。

加藤 完売じゃなかったら失敗だからね(笑)。

――これが完売しなかったら、どう考えればいいのかわかんなくなってくる。

加藤 これが完売しなかったら自粛だよ、やめてもらわなきゃいけない(笑)。

――今年はイベントやらないことに……。

加藤 すいませんでした、新春早々退陣みたいな。

古市 チケットの売れる速さって、ミーハー度が高いのに限るからね。

中川 うちはあかんな…(笑)。

古市 だれかアイドルがいなきゃダメなんだな。

中川 おれ、アイドルやねんけどな?(笑)。

――ファンの動きは当日になってきてますよね。

加藤 当日じゃないと来れないっていうお客さんもたくさんいるからね。

中川 年齢層が高くなるとね。

古市 でも、これは売れないと困るね。

――困りますね。

中川 おれは動員は無視しようと思ってる(笑)。

奥野 まあ、やることやるだけだ…と思って。売れなくてもライブはあるんだしって。

――話を戻しますと、イベントが終わると、それぞれ新曲、新作のレコーディングが今年はあるということですね。

中川 そうです。

加藤 そう。だから、そろそろ準備しないとね。

――これを機会に、また何かどこかでできますかね。

加藤 まあ別に、1年後でも2年後でも3年後でも……10年後でもまた会えるだろうし(笑)。

古市 これ順番決まってるんですか。

――順番決まってないですよ、まだ。どうします?

古市 おれら先でいいんじゃない?

中川 そっちが後でいい。

古市 いやいやいや……キーボードもいるから、後のほうがいいよ。

中川 逆におれ、「入り」が遅いほうがさ、助かるから(笑)。

加藤 モンタレー(フェス)でジミヘンとフーが出るとき、両方ともギター壊すってコインで決めたんだ。そしたらジミヘンが先に派手にやって、ピート・タウンゼント、青くなったって。

中川 初めてギターに火をつけたらしいんやね、あのとき。

――じゃあ、コインで決めますか。

古市 いや、ソウル・フラワーが後のほうがいいと思うよ、たまには。

――たまにはって、初めてです(笑)。

古市 いやいや、コレクターズって、おれいっつもケツの印象があるから、よくない。

中川 最後アンコールか何かでおれらふたり出させてもらうよ。それでええんとちゃう?

――いいですね。

加藤 そうしよう。

古市 いや、だったらキーボードがなきゃダメだもん、そこに。だから、後になってて、おれとリーダーがのるよ。

奥野 ロフトは後ろにちょっと下げとくだけでいいでしょ。

古市 ダメダメダメ……。

奥野 絶対コレクターズ終わって、おれらの機材が後ろに、おれがやってパッとハケるほうがラク。

中川 そう、俺ら機材多いもん。

古市 いやいやいや、大丈夫だよ。

奥野 絶対そうやって。もうそう決めようよ。

加藤 早く飲みに行きたくってしょうがないんだ。

中川 いや、コレクターズが後でいいと思う。マジで。

――じゃあ、ソウル・フラワーがやって、コレクターズがやって……。

中川 こっちのほうが若手やし。

加藤 そうだね(笑)。

――それで2人に戻ってきてもらいましょう、最後アンコールで。

加藤 そうだね、デビューもおれたちのほうが早いからね。

古市 それで何やるの? キンクスとかはいいよね。

中川 もう何でも、ギターを持って入るよ。

――2人が歌えるのがいいですね。

中川 いや、ギターでいいよ。

――いやいや、歌いましょうよ。

古市 ギターはいいよ、おれがいるから……。

中川 じゃあ三線かチンドンで(笑)。

――それもいいですね。そうしましょう。ソウル・フラワーやって、コレクターズやって、アンコールで競演しましょう。楽しみにしてます。

古市 楽しみですよ。

奥野 楽しみです。

――これがうまくいったら、いつか野音で……。

加藤 野音じゃなくて、AXでもいいけどね。

――それもいいですね。今年の終わりに何かいいイベントあった?といったら、これがすげえよかったとみんなに言われるような感じが、きっとあると思うので。

中川 もし動員が悪かったら、2バンドで武道館で、ゲストは「くるり」にしよう(笑)。

加藤 それいいアイデアだな。

――くるり、いいですね。いっぱいのお客さんの前でやりたいですね。

中川 動員はまあエエんとちゃう?

――いやいや、僕らが見せたいんですよ、たくさんの人に。

古市 空いてるAX、寂しいからな……。

奥野 前から見るより、後ろから見るほうがつらいのよ。

――ええい、まずはロフトに集中しましょう!よろしくお願いいたします!!



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Text:野口勉(ぴあ編集部) /撮影:岩佐篤樹
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プロフィール
THE COLLECTORS
’86年結成。’87年に1stアルバム『僕はコレクター』を発表。昨年結成20周年を記念した最新アルバム『ロック教室』は彼らをリスペクトする数々のミュージシャンが参加。また20周年を記念した「20 th ANNIVERSARY DVD BOX ALL MOD GEAR 1986-2006」も好評発売中。

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ソウル・フラワー・ユニオン
’93年結成。同年11月に1stアルバム『カムイ・イピリマ』を発表。今年は精力的なライブ活動を展開予定。3月〜はイベント『闇鍋音楽祭 2007 〜41歳の春だから……』を開催。東京公演はShibuya O-WESTに登場。

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