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今シーズンのニューヒーロー賞は誰だ!?

ニューヒーロー賞とは?

原口元気、清武弘嗣 、山田大記、大迫勇也
原口元気、清武弘嗣 、山田大記:(C)アフロ
大迫勇也:(C)北村大樹/アフロスポーツ

Jリーグヤマザキナビスコカップでは、多くの若手選手がこの大会での活躍をきっかけに羽ばたいている。1996年大会より、準決勝までを通じて最も活躍が顕著だった23歳以下の選手にニューヒーロー賞が与えられるようになった。記念すべき最初のニューヒーロー賞を受賞したのは、名波浩(当時ジュビロ磐田)と斉藤俊秀(当時清水エスパルス)の2名。それ以降は1名のみで、歴代受賞者を見渡せば、高原直泰、鈴木隆行、長谷部誠、阿部勇樹と、日本代表で活躍した・している選手ばかり。23歳以下の選手たちにとって、今やニューヒーロー賞に選ばれることは、大きな自信を得る権威ある個人タイトルになっている。

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歴代ニューヒーロー賞受賞者 ※所属クラブは受賞当時

1996年
名波浩(ジュビロ磐田)/
斉藤俊秀(清水エスパルス)
1997年
三浦淳宏(横浜フリューゲルス)
1998年
高原直泰(ジュビロ磐田)
1999年
佐藤由紀彦(FC東京)
2000年
鈴木隆行(鹿島アントラーズ)
2001年
曽ケ端準(鹿島アントラーズ)
2002年
坪井慶介(浦和レッズ)
2003年
田中達也(浦和レッズ)
2004年
長谷部誠(浦和レッズ)
2005年
阿部勇樹(ジェフユナイテッド千葉)
2006年
谷口博之(川崎フロンターレ)
2007年
安田理大(ガンバ大阪)
2008年
金崎夢生(大分トリニータ)
2009年
米本拓司(FC東京)
2010年
高萩洋次郎(サンフレッチェ広島)

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2011年のニューヒーロー賞候補 ※出場・得点は今季のヤマザキナビスコカップの成績(9/12時点)

  • 原口元気
    (C)アフロ

    原口元気
    (浦和レッズ/FW)
    1試合出場1得点
    山形と対戦した1回戦第1戦では試合終了間際に、得意の左サイドからゴール右上に鮮やかなゴールを突き刺した。2008年にヤマザキナビスコカップでデビューした若きテクニシャンは、今や攻撃を支える大黒柱となった。自らの活躍でチームを2003年以来となる決勝の舞台に導けるか。
  • 大迫勇也
    (C)北村大樹/アフロスポーツ

    大迫勇也
    (鹿島アントラーズ/FW)
    0試合出場0得点
    シードのためヤマザキナビスコカップの舞台に立つのは準々決勝からになる。プロ3年目となる今季はエースとして真価の問われる1年。クラブの先達である鈴木隆行のようにニューヒーロー賞を獲得し、日本を代表するストライカーへと名乗りを挙げられるだろうか。
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  • 小野裕二
    (C)杉本哲大/アフロスポーツ

    小野裕二
    (横浜F・マリノス/FW)
    1試合出場0得点
    18歳にして、横浜FM伝統のエースナンバー10を背負う若きドリブラーは、中村俊輔という経験豊富な司令塔を味方につけ、ピッチを躍動する。自らゴールを奪うだけでなく、チャンスメークも可能。得点、アシストの両面でニューヒーロー賞に迫りそうだ。
  • 山田大記
    (C)アフロ

    山田大記
    (ジュビロ磐田/MF)
    2試合出場0得点
    ルーキーイヤーとは思えない存在感だ。MFながらシュート意識が高く、リーグ戦では24節を終えて5得点。特筆すべきは、状況判断とゴールへのイメージだ。常にフィニッシュまでの流れを逆算してプレーする華麗な動きは、観客だけでなく、相手をも魅了する。
  • 酒井高徳
    (C)佐藤博之/アフロ

    酒井高徳
    (アルビレックス新潟/DF)
    0試合出場0得点
    力強いストライドでサイドを駆け上がるサイドバックは、新潟の顔になりつつある。現代サッカーにおいては、長友佑都や内田篤人がそうであるように、サイドバックがチームのカギを握っている。精度の高いクロスでアシストを量産すれば、受賞もあり得る。
  • 永井謙佑
    (C)松岡健三郎/アフロ

    永井謙佑
    (名古屋グランパス/FW)
    0試合出場0得点
    鳴り物入りで名古屋に加入したストライカーはやはり怪物だった。類い希なるスピードでDF陣を軽々と抜き去り、豪快なシュートでゴールネットを揺らしている。未来の日本を背負って立つのは間違いない。Jリーグでの最初の勲章としてニューヒーロー賞は必要だろう。
  • 清武弘嗣
    (C)アフロ

    清武弘嗣
    (セレッソ大阪/MF)
    0試合出場0得点
    五輪代表からA代表に招集され、8月の韓国戦でデビューすると、W杯予選にも出場。清武の評価は日に日に高まっている。緩急のあるプレーと動きだしの早さは、チームの攻撃を多彩にする。J1、ACL、五輪代表、そしてA代表と経験を積み、ひと回り大きくなった清武が爆発する。
  • 小林悠
    (C)松岡健三郎/アフロ

    小林悠
    (川崎フロンターレ/FW)
    2試合出場2得点
    広島との1回戦第2戦ではGKが弾いたボールに素早く詰め、FWとしての得点嗅覚を発揮。さらに2-1となった62分にも、スルーパスにいち早く反応すると、広島に引導を渡す3点目を決めた。川崎Fの悲願ともいえるタイトルを獲得するには、この若きストライカーの躍動が不可欠だ。
  • 村松大輔
    (C)YUTAKA/アフロスポーツ

    村松大輔
    (清水エスパルス/DF)
    2試合出場0得点
    中盤でも最終ラインでもプレーできる。攻守のつなぎ役を担い、攻撃ではゴールへ向かうスイッチをチームに入れ、守備では相手の攻撃の芽を摘む。ゴトビ監督の理論的な指導により、その戦術眼はより磨かれている。チームの心臓となれる男にこそ、このタイトルは相応しい。

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Text:原田大輔

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