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SET LIST
1 Psychopolis 2 Discommunication 3 Supernova 4 The World 5 [teenage]Disaster 6 marvelous 7 Talking Machine 8 Punishment ![]()
圧倒的な存在感と超過激なライプ・パフォーマンスにシーン中の視線が集まり、注目度で群を抜いた感のある新鋭、9mm Parabellum Bullet。彼らがリスペクトを公言するthe pillows、キャリア21年の大先輩THE COLLECTORSとの共演が実現したこのイベントのトップ・バッターを務めた。開演時間ちょうどに客電が落ちると、幅広い世代の観客を飲み込んだホールがにわかに熱を帯びる。「Psychopolis」のイントロが放たれ、両翼の滝 善充(g)と中村和彦(b)はステージ狭しと暴れまわり、冷たい表情で熱く叩きながらバンドを支える、かみじょう ちひろ(ds)。フロントに立っているだけで独特のカリスマ性を放つ菅原卓郎(vo,g)の絶叫は場内のボルテージのメーターを一気に振り切った。全8曲30分の一本勝負。まさにこの日に発売となった6/6(金)SHIBUYA-AXワンマンも瞬時にソールドアウトというニュースも届き、彼らの勢いの凄さをまざまざとみせつけるアクトでバトンを次に繋いだ。
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SET LIST
1 東京虫BUGS 2 ザ・モールズ・オン・ザ・ヒルズ 3 たよれる男 4 STAY COOL STAY HIP STAY YOUNG 5 夢見る君と僕 6 5432ワンダフル 7 TOUCH 8 MAYBE TOMMOROW 9 虚っぽの世界 ![]() ![]()
続いてTHE COLLECTORSの出番。加藤ひさし(vo)はスーツにネクタイで登場、ダイナミックでロマンチックなパフォーマンスで実に伸びやかなボーカルを響かせ会場を魅了する。9mmの演奏ですでに汗だくになったTシャツにタオルを首に巻いた客の群れを「オマエら銭湯にでも行ったの?」と軽くイジりながら、キザでユーモアあふれるMCで瞬時に観客の気持ちをつかんでしまう余裕はさすが。最新アルバム『東京虫BUGS』収録の新曲からお馴染みの定番曲まで、カラフルでポップなナンバーを次々に繰り出していい感じに場内を揺らしていく。9mmやthe piilowsのTシャツをまとった客からも盛んに歓声があがる。古市コータロー(g)のロックのダイナミズムを刻むリフと、シンプルながら心地好いグルーヴを生み出す小里誠(b)&阿部耕作(ds)のコンビネーションが最高。最後は「虚っぽの世界」を壮大に切々と歌い上げ、大いなる感動と余韻を残して華麗にステージをしめた。
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SET LIST
1 この世の果てまで 2 I know you 3 Ladybird girl 4 Tokyo Bambi 5 Go! Go! Jupiter 6 Across the metropolis 7 スケアクロウ 8 New Animal 9 Blues Drive Monster 10 その未来は今 EN1 Mr.Droopy EN2 Skinny Blues ![]()
3月からUSAツアーを敢行、帰国後初のライブとなったthe pillowsがこの日のトリを飾った。偶然かも知れないがオープニング曲「この世の果てまで」の切々とした歌世界が、THE COLLECTORSが最後に演奏した「虚っぽの世界」のアンサーソングのように聴こえた。MCで山中さわお(vo、g)も触れていたが、若手有望株の9mmにリスペクトされ、先輩THE COLLECTORSの存在に感化されるthe pillowsのこのイベントでの立ち位置が実に面白いライブとなった。結成19年にして今が最高の状況である彼らの存在は今のシーンで貴重だ。「Tokyo Bambi」ではホーン音源不調のハプニングにより、急遽USAツアーでしか披露されていないバージョンで演奏されファンにとってはラッキーな一幕も。本編で5/28発売の新曲「New Animal」を、アンコールでもさらに新曲を披露するなど、相変わらず曲作りとライブを愚直に積み重ねる彼らの姿勢と、今の充実ぶりが体感できたステージだった。
TEXT:浅野保志(ぴあ) PHOTO:岸田哲平
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