ふ〜ん度　★
顔が「イケてない」と、今川義元に仕官を拒否された武将

左目はつぶれ、指もそろわず足が不自由、小柄で色黒な山本勘助。独特な妖気が漂った勘助を今川義元は拒否。しかし、武田信玄はその容貌に驚いたものの、勘助を召し抱えた。その理由とは、浪人として各地をめぐった時に身につけた、兵法と築城の才能だった。

ふ〜ん度　★★
合戦にあとに残された多くの遺体。一体誰が片づけたのか？

ほとんどの場合、地元の農民たちが動員され、農民たちが遺体を寺に運び、合同で供養していた。また、その土地の僧侶たちが、負傷者を治療したり、死者を埋葬することもあったという。

ふ〜ん度　★★★
上杉謙信が冬になると関東に攻めた理由

ふだんは農民、戦のときだけ徴用され兵となるのが戦国時代の多くだった。上杉謙信のいた越後は稲作がさかんな土地。そのため。田植えや秋の収穫時に長期にわたっての兵力確保は厳しかった。収穫が終わってからの冬場は、農閑期だから兵力も食糧補給も十分に確保でき、大軍をもって関東の北条氏を攻めに出た。しかし、農繁期には城を落としながらも途中で引き上げていたのだ。

ふ〜ん度　★
最大規模の城は誰の城？

武将のステイタスともいえる、城。戦国時代につくられた城は40,000にもおよぶという。そのなかで最も巨大な城は、豊臣秀吉が築いた大阪城。現在の大阪城址は家康が建て直したもので、かなり縮小している。

ふ〜ん度　★★
武田信玄の影武者をつとめた男

武田信玄の2番目の弟である信廉が影武者をつとめた。信玄とは対照的に教養人だったが、顔がそっくりだったために影武者としてかりだされたという。しかし、素性を明かしてはいけないというのが影武者なだけに、明らかにはされていない……。

ふ〜ん度　★★★
戦国時代に行われた首実検

中国・秦時代に戦で首をひとつとるたびに、20級ある爵位を1級ずつ上げたことから、討ち取った首を首級という。首実検とは、討ちとった首級の身元を判定し、討ちとった武士への恩賞の重要な判定材料とするために行われた作業。その日のうちにすることがしきたりで、首化粧をほどこす、血をぬぐい、乱れた髪を整え、最後にはお葉黒をほどこすのがマナーだった。首は実検後、捨てることも、獄門にかけることも、首桶にいれて敵方に送ることもあったという。

ふ〜ん度　★
織田信長の正妻として嫁いだ姫

斉藤道三との戦に敗れた織田信秀が道三と同盟を結ぶために、息子・信長と縁組みさせた道三の娘・濃姫。嫁入りの際に道三は濃姫に刀を持たせ、「信長がうつけ者なら、この刀で寝首をかいてこい」と命じたが、「この刀いつか父上に向けられるかもしれません」と濃姫は切り返したと伝わっている。記録が少なく、謎の多い女性。

ふ〜ん度　★★
出陣前の武将が必ず守ったこと

武将たちは、命のやりとりをする合戦に出陣する前の3日間は、武運を願い、魚を食べず、女性とのまじわりを断った「精進潔斎」を行った。また、出産後30日満たない女性には「血の汚れ」という考え方から触れることも禁じられていた。だが、出陣してしまえば解禁となる。陣中には“御陣女郎”と呼ばれる戦場を渡り歩く遊女郡でにぎわったという。また、豊臣秀吉は淀君、徳川家康は阿茶局ら側室ををともなうこともあったという。

ふ〜ん度　★★★
豊臣秀吉の誘いを断り、操を守り尼僧になった女性

無類の女好きである豊臣秀吉が特に好んだのは名門出と人妻だったという。そんな秀吉がしつこく誘いをかけたというのが、織田信長の娘・冬姫。叔母であるお市の方に負けず劣らずの美人で、若くして未亡人になった冬姫を秀吉が見逃すわけがない。しかし、冬姫は秀吉の誘いを頑なに応じず、尼僧となり夫との貞操を守った。