@ぴあTOP > 特集 > 三谷幸喜、新作&夫婦を語る。〜過去の舞台作品DVD紹介&おススめコメント
美術家たちの葛藤を描いた前作『コンフィダント・絆』から一変。三谷が新たな題材として選んだのは、平凡なひと組の夫婦。だがこのありふれた夫婦の物語『グッドナイト スリイプタイト』こそが、三谷の新機軸となるかもしれない。
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「夫婦というものにきちんと向かい合って書いた初めての作品」だという新作『グッドナイト スリイプタイト』。三谷ならではの視点で、ありふれた夫婦のありのままの姿、そして、崩壊していく様を描く。本来ならビターな話にならざるをえないが、そこは三谷、コメディに仕上がっているという。そのワザとはいかなるものか?
三谷が新作のふたり芝居の主演に選んだのは、戸田恵子と中井貴一。今回のいくつかのハードルを“いい案配”でクリアできるのは、このふたりだと思ったという。いつも三谷の難題と期待に応える女優、戸田恵子が語る。
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戸田 恵子
Keiko Toda1957年9月12日生まれ。愛知県出身。NHK放送児童劇団から劇団薔薇座に入団、看板女優として活躍。1989年の退団後以降は、舞台のほか、声優、ドラマ出演と多岐に渡って活動。50歳を機に2007年歌手活動を再開、CDアルバム『アクトレス』をリリース、現在、ニューシングル『泣き唄』(ビクターエンタテインメント)が発売中。 三谷作品とはドラマ『総理と呼ばないで』(1997 フジテレビ)に始まり、映画ではほぼ全作品に出演。また、舞台ではパルコ・プロデュース『温水夫妻』(1999)『オケピ!』(2000,2003)『なにわバタフライ』(2004 第13回読売演劇大賞・最優秀女優賞受賞)、他プロデュースでは『You are the top』(2002 ホリプロ)、『恐れを知らぬ川上音二郎一座』(2007 シアタークリエ)と、三谷作品には欠かせない存在だ。
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中井 貴一
Kiichi Nakai1961年9月18日生まれ。東京都出身。大学在学中に映画『連合艦隊』(1981)でデビューし日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得する。以来、映画界での活動の場を広げ、ドラマ『ふぞろいの林檎たち』シリーズ(1983〜97・TBS系)、大河ドラマ『武田信玄』(1988 NHK)などの人気作品で主演をこなしテレビ界でも高い評価を得る。最近の出演作は、初プロデュース作品で主演も務める日中合作映画『鳳凰 わが愛』(2007)、『次郎長三国志』(マキノ雅彦監督)・『その木戸を通って』(市川崑監督)が公開中。そして、久々の連続ドラマ『風のガーデン』(フジテレビ系)に出演中。
三谷作品には映画『龍馬の妻とその夫と愛人』(2002)、『ザ・マジックアワー』(2008)に出演。舞台作品は『コンフィダント・絆』(2007/07年度読売演劇賞優秀作品賞受賞)に続き、今回が2作目となる。
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業界にも三谷ファンは多数。一度観にいったら、何かの魔術にかかったかのように次回作も観ずにはいられない。多くの関係者が、その作品を心待ちにし、観続けている。そんな三谷作品を観続けた人たちに、数多くある名作の中から、“一押し!”を教えてもらった。