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2007/3/15 |
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暴行のD・ナヴァーロは7カ月の出場停止に |
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UEFA(欧州サッカー連盟)は14日、6日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦のヴァレンシア対インテル戦で、試合終了後に両チームの選手が乱闘騒ぎとなった件について、当該者に対する処分を発表し、相手選手の顔面を殴ったヴァレンシアのDFダヴィド・ナヴァーロが7カ月の出場停止と最も重い処分を受けた。
この他にはマルチェナ(ヴァレンシア)が4試合の出場停止。インテル側の選手もブルディッソとマイコンがともに6試合の出場停止を科され、コルドバが3試合、クルスが2試合の処分を受けた。また、両クラブともそれぞれ25万スイスフラン(約2400万円)の罰金支払いが命じられている。
他の選手がUEFA主催の試合における出場停止となるなか、唯一ダヴィド・ナヴァーロは例外で、同連盟が主催する大会のみならず、国際試合にも適用される可能性が高まっている。UEFAは声明で「ナヴァーロに対する処分は、FIFA(国際サッカー連盟)に国際大会にも広げるよう求めており、代表や国内リーグを含むあらゆる大会に適用されることになる」と、全ての公式戦から除外する意向を示した。
UEFAの決定に対しヴァレンシアは異議申し立てを行うことを明言している。チームメイトのカニサーレスは「今回の処分は度を超えている」とUEFAを批判。「僕らは現在故障者を数名抱えているし、今回のことはチャンピオンズリーグと国内を戦う上で大きな足枷となる。それに、確かに二人とも(ダヴィド・ナヴァーロとマルチェナ)間違いを犯したけど、この処分は行き過ぎだと思う。彼らは自分が犯したことを恥じているし、後悔もしている。一人の選手が7カ月間もプレーを認められないなんて残酷すぎるよ」と処分への憤りを語った。
騒動となったそもそもの原因は、マルチェナとブルディッソによる口論。そのなかで、マルチェナがブルディッソを蹴り、そこにベンチから走ってきたダヴィド・ナヴァーロがブルディッソの顔面にパンチを見舞い、殴られたブルディッソが鼻骨を骨折した。これに激怒したインテルの選手達がダヴィド・ナヴァーロを追い回し、挙げ句にはヴァレンシアの控室へ乗り込む事態となるなど警備員の制止の声も聞かず収拾のつかない状態となった。
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