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2007/3/14 |
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R・オリヴェイラの姉が無事に保護 |
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ミランのブラジル人FWリカルド・オリヴェイラの姉が誘拐されていた件で、同クラブは13日、サンパウロ市内で約5カ月ぶりに姉が無事保護されたと発表した。
リカルド・オリヴェイラの実姉マリア・デ・ロルデス・シウヴァ・デ・オリヴェイラさんが誘拐されたのは昨年10月4日のこと。当時サンパウロの自宅にいたマリアさんを何者かが拉致。一緒にいた彼女の夫と8歳の息子は紐で拘束されていたという。警察関係者によると、誘拐犯は少なくとも2人とみられている。
警察当局の発表によると、マリアさんは救出された当時、血圧も高く、極度の栄養失調で衰弱していたという。またマリアさん曰く、何度か暴行も受けた模様で、体には擦り傷や打撲傷もみられたようだ。
また無事に保護されるにあたり、匿名による垂れ込みがあったということで、身代金が支払われたかどうかは今のところ不明のようだ。マリアさんは地元TVで「地獄のようだったわ。警察が助けに来なかったら死んでいたと思う」と語っている。
近年ブラジルではスポーツ選手を狙った誘拐事件が多発しており、サッカー選手の家族が狙われた事件は今回で8件目。オリヴェイラは「僕だけじゃなく、みんなにとっても喜ばしいことだよ。このような経験をしない限り、今回のことがどれほど恐ろしいか本当に理解することはできないと思う。でもこれでやっとサッカーに集中できるよ」と喜んでいる。
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