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2007/2/26 |
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カーリング杯 チェルシーがアーセナルを破り優勝 |
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イングランド・カーリングカップは25日、決勝戦が行われ、チェルシーがドログバの2発でアーセナルに2-1と逆転勝ちを収め、2シーズンぶり4度目の優勝を果たした。
チェルシーがドログバ、ランパードらほぼベストメンバーでこの一戦に臨んだのに対し、アーセナルはGKを除くフィールドプレーヤーの平均年齢が21歳に満たないという若手主体のメンバー構成。それでも試合のペースを掴んだのはアーセナルだった。12分、ディアビのとのパス交換からウォルコットがDFをかわして冷静にネットを揺らす。これが17歳のストライカーにとって、アーセナルに移籍後公式戦初ゴールとなった。
対するチェルシーも、その8分後にドログバのゴールですぐさま同点に追いついたが、このあとも試合の主導権はアーセナルが握ったまま。アリアディエールやディアビ、ファブレガスらがきわどいシュートでチェルシーゴールを襲った。
ところが、60分を過ぎたあたりでアクシデントがチェルシーが襲う。ロッベンのCKにテリーが飛び込んだところ、頭にクリアを試みたディアビの足が直撃。気を失ったテリーがそのまま病院に直行する事態となった。
しかし、これでチェルシーの選手の闘志に火がつき、ドログバとランパードに惜しいチャンス。試合の流れは一気にチェルシーへと傾く。迎えた84分、ロッベンのクロスをドログバが頭で合わせ逆転に成功した。結局これが決勝点となりチェルシーがアーセナルを退けたものの、終了間際には両軍入り乱れる乱闘騒ぎが起こった。この騒ぎでチェルシーがミケル、アーセナルはトゥーレとアデバヨールが退場となった。
チェルシーのモウリーニョ監督は、「異なるスタイルを持った2つのチームによる素晴らしいゲームだったと思うが、勝負は我々のものになった」とコメント。乱闘騒ぎについては「いい試合だっただけに、そのことに関しては残念だ。選手たちは感情的になってしまったのだろう。アーセナルは試合に負けたわけだし」と続けた。
一方、準優勝に終わったアーセナルのヴェンゲル監督は、「ゲームの質と結果が伴わなかった。選手たちは冷静さを失うことなく、いつでも感情をコントロールできるようにならなければならないということだ」と、若い選手たちの今後の課題を語った。
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