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2007/2/9 |
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セリエA、無観客でも再開へ クラブ側が政府決定を尊重 |
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レガ・カルチョ(イタリアサッカーリーグ)は8日、各クラブ代表者による協議の結果、政府が定めた新しい安全基準を受け入れると発表した。これにより今週末(10、11日)のリーグ戦再開が決定的となった。
同国サッカー連盟(FIGC)と政府は、先週末のカタニア対パレルモ戦の試合中にスタジアム外で起こった警官一名が死亡した暴動事件に関して今後の対応策を協議していたが、安全面の規制をより厳しくし、基準に満たないスタジアムに関しては無観客で行うことを決定。このためクラブ側はほとんどのスタジアムが今回の新基準を満たさないことから反発を強め、一部ではストライキを仄めかすクラブが現れるなどリーグ側の対応が注目されていた。
しかしこの日行われた各クラブによる協議では、いくつかの反発もあったものの、最終的には政府の決定を尊重することで合意。同リーグのマタレーゼ会長は「様々な意見を出し合い協議した結果、この国の問題に対する我々の責任の一端を示すためにも、リーグ戦を再開することで意志を統一しなければならない」と、各クラブの理解を得られたことを明らかにした。
また、政府より新基準を満たしているスタジアムが発表され、オリンピコ(ローマ/ラツィオ)、ルイジ・フェラリス(サンプドーリア/ジェノア)、アルテミオ・フランキ(シエナ)、サンテリア(カリアリ)、オリンピコ(トリノ/ユヴェントス)、レンツォ・バルベラ(パレルモ)の6つに関しては観客の入場が認められる。
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