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2007/2/8 |
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セリエAが週末より再開も、クラブの反発は必至か |
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イタリアサッカー連盟(FIGC)は7日、安全面での新基準が政府に承認されたことを受け、週末よりリーグ戦を再開すると発表した。
先週末のカタニア対パレルモ戦で起こった暴動により警官一名が死亡したことを受け、対応策が決定するまでセリエA、Bともに無期限延期となっていたが、基準を満たしていないスタジアムに関しては無観客で行うなどの要項を盛り込んだ改正案が政府閣議にて承認された。
記者会見に臨んだミニーティ内務次官は「非常に厳しい基準で対応することになる。前例がないほどのものだと言ってもいいだろう。おそらく、今回のような悲劇に対する対策としてはこれ以外に考えられない」と、スタジアムの安全を確保するため厳しく規制することを明らかにした。
今回新たに規制が強化されたものとして、アウェイサポーターのチケットまとめ買い禁止や当面の間ナイトゲームを見送るなど。他にも監視モニター導入やスタジアム入場口の自動化など、2005年の規制改正で定められたにも関わらず、未だ対応していないクラブには強い姿勢で対処する方針で、これらの安全基準を満たしていないスタジアムでは無観客で行うという。
しかしこの基準を達しているスタジアムは5つ程度。そのためほとんどのスタジアムで行われる試合が無観客となり、クラブ側は収入源であるチケットの売上が大幅減となることから強く反発している。
なお、新しい基準は8日にセリエA、Bの各代表に説明するという。
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