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2007/2/7 |
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イタリア内相はリーグ戦の再開に慎重 |
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暴動により警官が一名死亡し、イタリアの国内リーグ戦が無期限延期となっている問題で、7日、同国のジュリアーノ・アマート内相がリーグ戦の再開に慎重な姿勢をみせていることとが分かった。
イタリアでは先週末のカタニア対パレルモ戦で試合中スタジアム外で起こった暴動により警官が一名死亡する事件へと発展し、リーグ戦及び7日に行われる予定だった代表戦を急遽キャンセル。再開へ向けて政府の閣議が行われており、一部ではスタジアムの安全確保に関する法規制を整備、強化することで今週末の再開も伝えられている。
これに対し「世界中のサッカーが我々の動向に注目している」と語ったアマート内相。そして「イタリア国民の家族の幸せは経済的な利益より大切なことだ」と続け、リーグ戦再開にはセキュリティの強化が最優先との見解を述べた。
政府及び同国連盟は安全性を確保するために新基準を設ける方針を固めているが、それらの条件を満たすスタジアムはセリエAとBで合わせても5つしかなく、それに満たないほとんどのスタジアムにおいては観客なしで行うことになるという。
しかし、当然クラブ側は無観客での試合を強いられこととなれば収益が減少、しいてはクラブの存続に関わることからほとんどのクラブが反対の姿勢をみせており、そのせめぎ合いが注目される。
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