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2007/2/6 |
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セリエA、安全性確保で今週末にも再開か? |
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5日、暴動事件で警官一名が死亡し開催が無期限延期となっているイタリア国内リーグが、新しい安全基準を適用することで今週末にも再開する可能性があることが明らかになった。
同国のアマート内相は記者会見で「安全基準が尊重されないスタジアムについて、ファンの来場を認めることはできない。当然(暴動が起こった)カタニアのようなところは断じて認められない」と、安全性の強化に断固とした姿勢で臨むことを強調。さらに「これらの安全基準を満たしたスタジアムだけがファンを入れて試合を開催できるが、それ以外のスタジアムは基準を満たすまで観客なしで開催することになる」と、安全性が約束されないスタジアムにおいては無観客で行われる方針を明らかにした。
ただ、この新基準を満たすスタジアムはセリエAとBの双方でオリンピコ(ローマ/ラツィオ)、アルテミオ・フランキ(シエナ)、オリンピコ(トリノ/ユヴェントス)、レンツォ・バルベラ(パレルモ)、レナト・ダッラーラ(ボローニャ)の5つしかなく、ミランとインテルが本拠地としているジュゼッペ・メアッツァなど大半が基準を満たさないという。そのため、リーグ戦が再開されても大半の試合は無観客試合となる可能性が高い。
同内相はアウェイファンに対するチケット販売の制限や警官の権限強化なども行うことを明言しており、イタリアサッカー連盟のパンカッリ・コミッショナーはリーグ戦再開の時期について、「技術的には今週末の再開も可能だ」とコメント。7日に行われる政府の閣議ののち、8日までに決定するという。
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