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2007/2/6 |
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カペッロ監督、改めてベッカム不要を強調 |
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5日、レアル・マドリードのファビオ・カペッロ監督が、来季からMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍が決まっている元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム(31)について、改めて起用しない方針を示した。
LAギャラクシーに移籍が決定後、公式戦6戦連続でベンチ外となっているベッカム。当初カペッロ監督は同選手の戦力外を明らかにするも、その後「彼はとてもプロフェッショナルな選手で、練習にも常に熱意を持って臨んでいる。今後考えが変わる可能性もある」と、一転して態度を軟化させたかに思われていたが、この日、改めてベッカムを戦力として考えていないことを強調した。
カペッロ監督は記者会見で「彼(ベッカム)は3年間ここにいるが、その間の成績は思わしくない。それに我々は新しいチームを作ろうとしており、私は重要な選手(故障中の選手)の復帰を待っている」と、チームが新たな方向へ進んでいることを明言。「私は自分の決断に自信を持っている。たとえば、ベッカムはデポルティーヴォ戦(先月7日)でプレーしたがチームは負けている(0-2で敗北)」と続けた。
会見にはクラブのミヤトヴィッチ・スポーツディレクターも同席し、「これからは若手にもっとチャンスを与えたい」と話し、今後もカペッロ監督をバックアップしていく姿勢を強調した。
先週末のリーグ戦で下位のレヴァンテを相手にホームで0-1まさかの黒星を喫するなど最近6試合で4敗と不調のレアル。その間得点もたった3得点と寂しいばかりで、レヴァンテ戦ではファンがカペッロ監督とカルデロン会長の辞任を要求するチャントが上がった。
こうした苦しい状況の中でDFサルガードは「ファンがやきもきしているのはよく分かっている。なにしろ3年半もこういった状況が続いているのだからね」とファンの心情に理解を示す。一方で、「でも解決策はとにかくやり続けていくしかない。責任は監督や選手にだけでなくみんなにある。僕たちはカペッロを信頼しなければならないし、一致団結こそがこれまで以上に最も重要なんだ」とファンに対してバックアップを求めた。
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