|
2006/12/1 |
|
モウリーニョ監督がシェフチェンコを擁護 |
|
今季鳴り物入りでチェルシーに移籍するも不振が続き、ミランへの復帰も囁かれるウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ(30)。しかし、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は「ストライカーは最も難しいポジション」と同選手を擁護している。
移籍金3000万ポンド(約63億円)でミランからチェルシーへ加入したシェフチェンコだが、ここまでは13試合で3得点と開幕前の期待に応えるには至っていない。29日のボルトン戦でもチームは1-0で勝利したものの、シェフチェンコは無得点とフラストレーションが残ったままピッチをあとにしている。
シェフチェンコに対する風当たりが強まる中、モウリーニョ監督は現在プレミアリーグで3年連続得点王に輝くティエリー・アンリ(アーセナル)の名を引き合いに出し反論。「ストライカーは最も難しいポジション。彼らは得点やアシストの数という結果で生きている。アンリでさえユヴェントスから加入したときは、12試合でたった1ゴールだった」と語った。さらに同監督は「環境に慣れるのは簡単なことではない。たとえ、我々がミランと同じシステムで戦ったとしても、イタリアとイングランドのサッカーは違うのだから」と、環境の変化も得点数減少の原因の一つに挙げた。
その上でモウリーニョ監督はシェフチェンコの動きが日々改善されていることを強調し、「ボルトン戦でもフィールドを献身的に動き回っていた。彼は洞察力が鋭いし、たとえ我々がボールを失った時でも、相手にプレッシャーをかける動きが格段に良くなった。正直なところ、私はゴールについてはあまり気にしていない。他のところで選手を判断しているからね。我々が彼のベストパフォーマンスを見る日もそう遠くはないだろう」と、今後についても楽観視している。
|
|
|