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2006/11/29 |
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ヴァレンシア「ヴィージャが欲しいなら229億円が必要だ」 |
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ヴァレンシアのファン・バウティスタ・ソレール会長は28日、チェルシーが獲得に興味が持っていると報じられたスペイン代表FWダヴィド・ヴィージャ(24)について、交渉に応じるためには最低1億5000万ユーロ(約229億円)が必要との認識を明らかにした。
この日のイングランド紙で、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が今季加入したシェフチェンコが不振のため、冬の移籍市場でヴィージャの獲得を最優先としていると報道された。
この報道に待ったをかけたのがヴァレンシアのソレール会長だ。同会長は「チェルシーから正式なオファーは一切届いていない。(スポーツディレクターの)カルボーニとも話したが、彼からそれに関係する話しは一切なかった。単なる噂であり、それが全てだ」と報道が事実と異なることを強調。さらに、移籍を認めるためには現行の契約の違約金1億5000万ユーロ(約229億円)が最低ラインと主張し、「彼を売る気など全くないし、交渉に応じるとしても、彼の契約破棄金を用意できる場合だけ。現在の価値は1万5000万ユーロ(約229億円)だ」と、暗にチェルシーを牽制した。
ヴィージャは昨季25得点をマークするなど今やヴァレンシアにとって欠かせない存在で、ソレール会長も「ヴィージャは我々にとって、現在もこの先も本当に重要な選手」とコメント。チェルシーはこの夏にも2200万ユーロ(約33億6000万円)で同選手の獲得を試みたものの、失敗したと言われている。
また、チェルシーのフランク・アーネセン・スポーツディレクターが同クラブのユースに帯同し同日ヴァレンシアを訪れており、同スポーツディレクターは「私は全く分からない。それにその件はトップチームのことであって、監督とCEO(ピーター・ケニヨン)の問題だ」と明言を避け、「彼はとても良い選手だとは思うが、チェルシーにもすでにそういった選手がいるからね」と話すに留まった。
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