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2006/11/28 |
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バイエルン会長がG14脱退を示唆 |
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27日、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ会長が欧州のビッグクラブで構成されるG14から脱退する可能性を示唆したことが分かった。
ルンメニゲ会長は地元キッカー紙で、富豪のアブラモヴィッチ氏がオーナーを務めるチェルシーに言及し、同クラブによって選手の移籍金やテレビ放映権が高騰し、欧州のトップクラブのなかでも格差が生まれていると非難。「これから10年間でドイツのクラブが欧州の舞台で決勝に進出できるか、甚だ疑問だ。移籍市場でアブラモヴィッチが選手を買い漁る状況で、一体どれだけのドイツのクラブがそれに争い続けることができるというのか?」と、現状に危機感を募らせ、「もし、ブレーメンがチャンピオンズリーグでバルセロナを破ることが出来たとしたら、それは世界8番目の驚くべきこと。私としては海外のTV局やアブラモヴィッチによる高騰を防ぐために、EUが何らかの対応策を取ることを希望している」と、対応策の必要性を訴えた。
また、同会長はG14についても「自分のことしか考えていない」と他のクラブを批判。「カルデロン(レアル・マドリードの会長)は自分たちのためだけに戦っているし、それはイタリアやイングランドのクラブも同じ。サッカー界ではそういった意識が純然としてあり、クラブ間の共通意識などないに等しい。このままG14にいる価値があるのか考え直さなければならない」と、創設メンバーであるG14の脱退を仄めかした。
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