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2006/11/28 |
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バロンドールはカンナヴァロ DFでは3人目の快挙! |
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27日、フランス・フットボール誌が選定している欧州年間最優秀選手(バロンドール)に、レアル・マドリードのイタリア代表DFファビオ・カンナヴァロ(33)が選ばれたことが明らかになった。
欧州で最も権威のあるこの賞は、52人のジャーナリストによる投票で決定するが、この夏行われたW杯で優勝したイタリアをキャプテンとして牽引したカンナヴァロは173ポイントを獲得。124ポイントで2位の同代表GKジャンルイジ・ブッフォン、3位(同121)のフランス代表FWティエリー・アンリ(アーセナル:ENG)に大差を付けた。DFでは、元ドイツ代表フランツ・ベッケンバウアー(1972、76年)、マティアス・ザマー(96年)に続いて3人目の快挙で、イタリア人としても93年に受賞したFWロベルト・バッジョ以来となる。
カンナヴァロは受賞に際し、所属しているレアルだけでなく昨季までの所属クラブであるユヴェントスにも敬意を表し「W杯優勝が評価されたと思っている。もちろんこのトロフィーはマドリードへ持ち帰るけど、トリノにも持って行きたい。昨シーズンのユヴェントスでのプレーが多くの人に認められた結果だからね」とコメント。「レアルの会長ラモン・カルデロンやユヴェントス、代表のチームメイトに感謝しているし、僕がこの賞を受賞したのも彼らの存在が大きかった」と続けた。
また、自身のキャリアをスタートさせたナポリに対しても言及したカンナヴァロ。「僕が生まれ育った土地であり、とても特別な街のナポリの人々にもこのトロフィーを見せてあげたい。ナポリのストリートでよくサッカーをしていたんだ」と語った。しかしながら、ナポリの人々にとって心の支えとも言える元アルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナにはまだ遠く及ばないと謙虚な姿勢を崩さず。「ディエゴはナポリでは特別な存在。ナポリの人たちにこの賞を誇ったとしても、マラドーナに近付いたなんてこの街では言えないよ」と話していた。
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