|
| 2006/11/27 |
|
| J2 横浜FCが初優勝で悲願のJ1昇格を決める |
|
J2は26日、第51節の全6試合が行われ、首位の横浜FCが鳥栖に1-0で勝利。一方の2位神戸は湘南と2-2で引き分けに終わり、3位柏も札幌に2-3とまさかの逆転負け。このため勝ち点を90に伸ばした横浜FCは最終節を前に来季のJ1昇格を決めるとともにJ2優勝も果たした。
この試合に勝ち神戸と柏の結果次第で昇格が決まる横浜FC。今季限りでの引退を表明している城を中心に攻撃を仕掛けると、77分には三浦知に代わって途中出場となったアレモンが城の浮き球のパスから体勢を崩しながらもループシュートでゴールに押し込み先制する。結局これが決勝点となり、横浜FCが昇格決定の最低条件である勝利を手にし、ライバルの結果を待つことになった。
一方、横浜FCのキックオフから1時間遅れで試合開始を迎えた神戸と柏。神戸は湘南に先手を許したものの、後半73分に栗原が同点弾を叩き込む。しかし直後に有村が、そして81分には河本がともに2枚目の警告で退場し9人と一転してピンチに。それでも是が非でも勝ち点3が欲しい神戸は89分、田中が中に切れ込んでゴール左隅に執念の勝ち越し弾を決める。あとはロスタイムを抑えるだけだった神戸だが、そのロスタイム、湘南の加藤に痛恨の同点ゴールを許し、引き分けに終わった。
また、柏も前半32分に山根のヘッドで先制すると、54分には石川が追加点と、勝利へ大きく近づいたかに思われた。しかしそのわずか1分後、相川に決められ1点差とされると暗雲が立ち込む。さらにその3分後に相川のパスからフッキに決められ2-2に追いつかれるてしまうと、完全に動揺してしまった柏は72分にも中山に逆転ゴールを許してしまい、札幌にまさかの逆転負け。この結果、横浜FCの優勝が決まり、自動昇格も決定した。
自動昇格のもう1枠は最終節に持ち越された。この試合で勝ち点を1に伸ばし同86となった神戸は最終節で勝てば柏の結果に関わらず昇格が決定し、引き分け以下でも柏の結果次第で昇格となる。対する同85の柏は最低でも勝利が絶対条件だ。なお、3位となったチームはJ1・16位との入れ替え戦に回る。
|
|
|
