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2006/10/25 |
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カペッロ監督、起用法に不満のベッカムを擁護 |
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レアル・マドリードのファビオ・カペッロ監督は24日、今季ベンチを温める機会が多いことに不満を漏らした元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム(31)を擁護した。
ベッカムは14日のヘタフェ戦で5試合ぶりに先発出場を果たしたものの、次のチャンピオンズリーグ(CL)ディナモ・ブカレスト戦では再びベンチに逆戻りと、思うように出場機会を得られない状況に「代表でもクラブでもプレーしていないからとてもフラストレーションが溜まっている」と、胸の内を告白。さらにクラブと進めている契約延長の交渉についても「あと2年間、ベンチで過ごすのはとても難しい」と語り、クラブからのオファーを拒否するとも言われている。
これに対し、カペッロ監督は「監督という仕事において一番難しいことは、先発の11人を決めることだ」と、ベッカムの発言に理解を示している。ただその一方で、「これはいつも言っていることだが、私には自由にできる20人の選手がおり、チームにとって何がベストかを考え判断している。そのため選手一人一人が私の仕事に敬意を払わなければならない。チームの雰囲気が悪くなってしまうからね。選手はプロフェッショナルに徹する必要があるし、クラブ、監督、そしてチームメイトに対して尊敬の念を持たなければならない」と、監督の方針に理解を示すよう促した。
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