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試合レポート

● GROUP C 2006/6/21(21:00) フランクフルト・ワールドカップスタジアム[フランクフルト]
team
オランダ
0 TOTAL 0 team
アルゼンチン
  PK  
0 1st 0
0 2nd 0
  ex.1st  
  ex.2nd  
両雄、手の内を見せず
 オランダ対アルゼンチン。グループリーグ屈指の好カードと言われた試合は、共に決勝トーナメント進出を決めていたとあって、最低ランクの内容となってしまった。両チームとも、この試合は本気で戦わないことを示すかのようにメンバーを入れ替え。主力を休ませ、早くも視線は決勝トーナメントに移っているかのようだった。
 結論から言えば見どころはゼロだったと言える。これほど記者泣かせの試合も珍しい。はっきり言ってレポートするまでもない。親善試合かと見間違うほどの真剣みが欠けた内容は、期待度が高かっただけにその落胆の度合いも大きかった。この試合のマン・オブ・ザ・マッチにはテヴェスが選ばれたが、テヴェスを含めこの栄誉に値した選手はいない。そんな元気のない試合だった。
 そんな中、時折キレのある動きを見せたテヴェスとメッシは、やはり今大会の注目プレーヤーと言えるだろう。オランダディフェンスのチェックが厳しかったとはいえ、果敢に一対一の局面でテクニックを披露する姿は、今後の戦いに向け大いに期待を抱かせた。間違いなく真剣勝負となる決勝トーナメントで、彼らの技術に対し相手はどのようにディフェンスするのか、また彼らはそれをどうかいくぐるのか、見どころ満載だ。
photo
 一方、このような試合で評価を下すことは難しいが、これまで好パフォーマンスを見せていたファン・ペルシーに元気が無かったことが気にかかる。もちろん、調子の悪い試合もあるだろうが、アルゼンチンほどのクラスを相手にすると力が発揮できないのであろうか。若さゆえの気負いが空回りしたのか。いずれにせよ、今のオランダがファン・ペルシー抜きで決勝トーナメントを戦い抜くことは難しいため、次の試合ではらしさを取り戻してもらいたいものだ。
 この試合がドローに終わったことで、1位アルゼンチン、2位オランダの順で決勝トーナメント進出が決まった。アルゼンチンはメキシコと、オランダはポルトガルと相対する。
 特にポルトガル対オランダは注目だ。ともにサイドを主戦場とするため、激しい攻防が予想される。実力は甲乙付け難い。そういった理由からもロッベン&ファン・ペルシーにかかる期待は大きいのだ。今のオランダはこの若手に全てが懸かっている。だからこそ、ファン・ペルシーの調子が気がかりだ。決勝トーナメント1回戦屈指の好カードの見どころは、そこに尽きる。

文:佐藤芳記(WORLD SOCCER GRAPHIC取材班)
LINE UP
1 ファン・デル・サール 5.5
2 ヤリアンス 5.5
3 ブラールズ 5.5
7 カイト 5.5
8 コク 5.5
9 ファン・ニステルローイ 5.0
(21 バベル/56分 5.0)
10 ファン・デル・ファールト 5.5
13 オーイヤー 5.5
15 デ・クレール 5.5
17 ファン・ペルシー 5.0
(6 ランザート/67分 5.5)
20 スナイデル 5.5
(16 マドゥロ/86分 NG)
5.5 アボンダンシエリ 1
6.0 アヤラ 2
5.5 カンビアッソ 5
5.5 マスチェラーノ 8
5.5 リケルメ 10
(5.5 80分/アイマール 16)
6.0 テヴェス 11
5.5 ミリート 15
5.0 クフレ 17
6.0 マキシ・ロドリゲス 18
6.0 メッシ 19
(5.5 70分/クルス 20)
5.0 ブルディッソ 21
(5.5 24分/コロッチーニ 4)
  得点者  
カイト(28)
オーイヤー(42)
デ・クレール(48)
イエローカード (57)カンビアッソ
(90)マスチェラーノ
  レッドカード  
9(3) シュート(枠内) 10(3)
23 ファウル 17
7 CK 10
1 オフサイド 4
53% ボール支配率 47%
formation



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