バンコクへの飛行機は、ロイヤルブルネイ航空でした。 このブルネイ経由のチケットが一番安かったのです。

バリを発つ日、空港でチェックインをしようと思ってふと見ると、どこか見覚えのある欧米人。

メダンの港から街までのフェリー会社の送迎バスで会ったイギリス人のリーでした。

彼とは、トバ湖のフェリーで会ったのが最後でした。
この旅では、こうして何度か会う「偶然」がたまにあります。

2年間、福井県三国町で中学校の英語講師をしていた彼といっしょに朝食を摂りました。 彼は、ブルネイでトランジットし、イギリスへ帰るそうです。

彼との楽しい会話のおかげで、出発までの時間や、 ブルネイでのトランジットの3時間半もあっという間に過ぎました。

「日本で嫌いだった食べ物は?」
「のりとコンブ」
「なんで?」
「あの臭いが嫌い」
「好きな食べ物は?」
「吉野家!それとカニがおいしかった!!」

英語の講師期間が終わり、イギリスに帰る途中にアジアを旅している彼。

同じように韓国で英語の先生をしている彼女の所へ寄ってきたけどフラれた話しや、 イギリスには住みたくなくて、外国で仕事がしたいことや、「イギリスって言うのは日本だけ?」 と聞いたのがきっかけで、イギリスが、4つの国(イングランド、スコットランド、ウェールズ、 北アイルランドです。知ってた???)からなっているのを、 イラストで地図と国旗を書いて説明してくれたりと、たわいもない話ですが、楽しい時間でした。

僕のバンコク便の方が先に出発だったので、握手をして彼と別れました。

昨日の夜、バンコクに戻りました。肌身離さなかった、 腰巻の貴重品袋の中で眠っていた大阪行きの1年オープンのチケットを使う時がきました。 明日、予約を入れに行きます。

でも…。



8ヶ月にわたるうえぽん氏の旅も最終段階です。彼の撮ってきた写真をぜひ見たい。 貴重品袋の中に眠っていた、漬物のように年季の入ったチケットが日の目を見ることに。 ではでは帰国後のお話などもよろしければお待ちしております。

●wwmトップページに戻る ●バックナンバーを見る