ペナンは、インドと中国を混ぜてきれいに区画されたような街です。

泊まった宿もインド人街にあり、フロントもインド人で、 インドの後遺症をまだ少し引きずっている身としては、 思わずファインティングポーズを取ってしまいますが、ここのインド人は皆、親切です。

イスラムが国教のこの国は、あたまにベールを被った女性が多く歩いていて、 でもカップルなんかは手をつないで普通にデートをしています。

マレー人。インド人、中国人と人種は様々なので、日本人ひとり歩いていても、皆、気にもとめません。

でも、街を歩いてみても、第一印象的に、なにか胸にぐっとくるものがありませんでした。

ペナンからコタバルに向かいました。

バスストップで発車する間際に、中国系の女の子が外に降りた気がしたのですが、確証がなく、 そのままバスは出発しました。

ペナンから対岸のバタワースへ橋を渡り、バエタワースのバスストップから新たな客が乗ってくると、 やっぱりいました。さきほどの女の子が。

フェリーで海を渡り、バスを追いかけてきたのでしょう。 「もっとまわりの席の人が気をつかったれよ!」と思いましたが、これが多民族国家故の無関心さなのか。

自分も気をつけなければ、休憩で止まった所でおいていかれそうです。

お昼の休憩も、ドライバーは何も言わずに降り、皆も「休憩か」という感じで食事をとっています。 何時に出発するのかどうかもわかりません。

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