ラオスの首都ビエンチャンから南のコン島へ向かいました。 バス停へ行くと14時発のバスがありました。 隣には、日本政府援助の日の丸が入った新しいバスがあるのですが、このバスはかなりボロイ。 いつものように、ザックを屋根に預けました。屋根には荷物としてバイクも乗っています。 中へ入り、空いている席に座ると、足元には鉄が朽ちて、小さい穴が空いています。 もちろんリクライニングもありません。走り出すと、天井から鉄屑がポロポロ落ちてきました。 街を抜けた外の景色は「のどかないい感じ」と思っていたら、雨季のため、あちこちで家が水没しています。 高床式の家が多いので、難を逃れているものがほとんどですが、完全に沈んでいるものもあります。 18時を過ぎ、お腹が空いてきたので、横の青年に、「夕食の時間はあるのか?」と聞くと。 「ある」と言いました。 19時過ぎにバスが止まり、青年が「夕食だ」と言いましたが、みんなテイクアウトをしており、 タイのように食堂でゆっくり食事という雰囲気ではないようです。 しょうがないので、自分も皆と同じように焼き鳥ともち米を買って、バスの中で、手で食べました。 22時に何度目かの休憩。後ろのおじさんがペプシを買っています。 「サンパーン(3,000)」と言う声が聞こえてきました。 自分もペプシを頼むと、「フォーサウザント」と言われ、 「だって今サンパーンって言ったじゃない!」と日本語で言ったのですが、 売り子の女の子はニッコリ笑っていました。 他の国なら「いらない!」と言うところですが、ラオスは、「しょうがないなぁ」という気持ちにさせます。 しかたなく4,000kip(約50円)払って買いました。 そういえば、さっきの休憩でも、薄暗かったので無言でジュースを買ったのですが、 おつりでしっかり「はい、2,000キップ」と英語で言われました。 見た目は同じと思うのですが、どうしても日本人とバレてしまいます。 ペプシを飲んでいるとスコール。窓の隙間や天井から水が入ってきます。 ふと前に目をやると、この大雨の中ワイパーが動いていません。 動かないのか、動かさないのか…。大丈夫かいな? 4時過ぎにバスはパクセに着き、明るくなるまで待合所のイスで寝て待ちました。 明るくなり、少し離れた南のバスターミナルへソンテウ(乗合トラック)で行き、 ナカサン行きのソンテウへ乗り換えます。 ナカサンからは、ボートをチャーターして島へ渡ります。 水面がギリギリで、不安定なボートでメコン川を渡りますが、景色はバツグン! しばらく走り、両側にバンガローが見えてきました。 「どっちにする?」と聞かれ、「どっちもコン島?」と聞くと、「そうだ」と言います。 特にアテがなかったので迷っていると、「OK!」と言って、 知り合いのバンガローへ連れていってくれました。 コン島へ行くはずがデット島でしたが、橋で行き来ができました。 |
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