中国に入りました。

中国の昆明まで行く国際列車のチケットを手配しようと、 ベトナムのハノイ駅にチケットを買いに行ったのですが、窓口のおばちゃんがいつもの冷たい調子で、 「ない!ラオカイまでしかない!」の一点張り。

どうしてお前はわからないのだという顔をしています。 国際列車は、ガイドブックにも載ってるし、ホテルのツアーデスクにも料金表があります。

自分の英語力のなさだと諦め、ホテルのデスクに手配を依頼すると、 次の日に今は国際列車は走っていなく、国境のラオカイで乗り換えるしかないとのこと。 あのおばちゃんの言っていたことは正しかったのです。

夜にハノイ駅を出発。寝台席がダブルブッキングというトラブルがあり、走り出 してからも席がまだなく、待たされましたが無事寝床にありつけました。 翌日の朝6時半、定刻通りにラオカイ駅に到着。バイクタクシーで国境へ向かいます。

ベトナムのイミグレには、中国側で日帰り商売をするベトナム人のおばちゃんの列。 うしろに並ぶと、「お前はあっちだ」と指差します。 そっちへ行くと「ENTRY」と書いてある入国側のようですが、あっさり出国の手続きをしてくれました。

中国側のイミグレに並ぼうとすると、またもや「あっち」とのこと。 一時入境とは違うイミグレのようで、国際空港のようなかなり立派な建物でした。

銀行で両替をし、昆明行きのチケットを買おうと駅に行きます。 どうやら、ちょうど窓口が閉まっている時間のようで、誰もいません。 バックを置いて待っていると、駅員のおばちゃんが何か言っています。

ここで待つなと言っているのかと思い、「そんなこと言わずに」と居座っている と別の女性が来て、僕のメモ帳に、「停升」と書きました。「Train No! Bus Bus」と言っています。

国際列車のチケットが買えなかった後で、この旅行で知り合った人が、 「ベトナム・中国の国境でいざこざがあった」と教えてくれ知ったのですが、中国側の列車が運行停止していたのです。

そういえば、駅の張り紙に漢字で「安全確保のため〜」というようなことが書いてあります。 しかたなく、バス乗り場へ行きました。

時計を見ると8時15分。8時45分のバスがあるようなので、それを買おうとすると、「メイヨー」。 12時半のバスになるとのこと。それを買い、イスに座って電照板を見ると、時刻は9時20分。 1時間、時計を遅くするのを忘れていました。

待っている間、トイレに行ってビックリ!!そう、これがウワサの中国式トイレです。 丸見えの大便エリア。出そうなものも引っ込みます。 知ってはいましたが、心構えがなかったため、結構カルチャーショックでした。

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