吉澤です。旅の間は体調絶好調でした。
ここは古くからの観光名所ですが、アヤシイ土産物屋や客引きの類は見当たらず、
「世界中のすれっからし観光地の中に咲いた一輪の野の百合!」という風情。
大理石の白い道は陽光を反射してまぶしく、教会の鐘は静かな路地に響き渡り、
日曜日の朝市がこじんまりと開かれ、これぞ「ザ・ヨーロッパ」。
でもユーゴ内戦の傷跡は壁や舗道に空いた無数の弾痕として、
いたるところに残っています。
この日の通訳は報道写真家ジェリコさん。
ジェリコさんご自身の日本語はとにかく早口!
“たたみかける”というか“つんのめる”というか…特徴は同じ単語を最低2回は繰り返すこと。
「初めまして、よろしく、おつかれさまですジェリコです。撮影ですか? 問題ない問題ない問題ない。ここに来ますここに来ますだいじょぶです、 あ、時間ちょっと間違えてましたね、問題問題問題!でもだいじょぶ、 ユカサンいきましょいきましょ、電話するだいじょぶ、問題ない問題ない!」
戦火をくぐり、
報道の最前線に生きているジェリコさんの顔は時に凛と厳しく時に慈愛にみち実に風格があるのですが、
その大あせりの超早口からは温かくてチャーミングな人柄が伝わってきます。
風光明媚なことでは今回のロケ地中ベストとも言える海を見下ろす公園で「ドリームキャッチャー」1本目撮影。 ドーラちゃんにご登場願いました。
*写真は上から |
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