タイのバンコクでは2週間ほど、うだうだとした生活をしていました。 周辺国のビザ取得に時間がかかったのですが、その間に、 日本食を食べたり、旅で知り合った人とタイスキの食べ放題に行ったり、古本を買って読みまくったり、 ウィークエンドマーケットに行って古着を買ったりと、すっかり怠惰?な生活を送っていました。 カオサン通りの代理店でシエムリアップ行きのチケットを買い、 25日の朝、6時半に出発。以前行った旅行者から、バスだと聞いていたのですが、 自分のツアーはワンボックスカーでした。 朝のカオサン通り(バックパッカー街)は、 昨日の夜から飲み続けている客がいるカフェがまだオープンしており、 その前を托鉢に歩くお坊さんがいるというタイらしい光景です。 渋滞する市内を抜け、11時半には国境のアランヤプラテートに到着。車を降りると、 物乞いの子どもたちや、日傘をさしてきてチップをねだる子どもが寄ってきました。 雑然とした賑やかな国境です。 「歩いての国境越え」に、感慨深い思いがあったのですが、ネパールとインドの国境同様、 「どこが国境?」という感じで、タイのイミグレ、 カンボジアのイミグレとあっという間に通過してしまいました。ここでも、 入国カードの書き方に少し考えていると、スタッフが書き方を教えてくれました。 車乗り継ぎのため、2時間近く待たされ、マイクロバスに乗り換えて出発。 ウワサ通りのガタガタ道でしたが、なんということもない景色は、なぜか気持ちがほっとします。 道端の子どもたちが、手を振ってきます。なんだか、この国が好きになりそうです。 途中、休憩に止まると、物売りの少女、物乞いの子どもたちが、明るく近寄ってきて、 うまい英語で話し掛けてきます。欧米人とはちゃんと会話もできます。 自分の前に来た少女が顔を見て、「サワディーカー(タイ語でこんにちわ)」と話しかけてきたので、 「サワディーカ」と返すと、「チュー、アライ?(名前は)」と聞いてきます。
「ヒロ!」と答えると、「お前はタイ人か?」というので、「いやいやジャパンだ」と言うと、
女の子2人がくすくす笑って話しています。おそらく、
タイ人かカンボジア人みたいだと言っているのでしょう。ほのぼのしたひとときでした。
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