■山谷モバイル講座

第3回:「海外通信の現場」

海外ローミングサービス対応のプロバイダは数年前から変わらずiPassとGRICが便利です。 IBMやAT&Tが主体のもありますが、これらは月額固定費用があり、安く短く済ませ、 世界をまたにかける通信芸人にとってはあいかわらずiPassかGRICが便利です。 これらの違いは以下のとおりです。

■料金が違う。

■iPassのほうがアクセスポイントが多い。

■GRICは電話番号一覧やサーバの設定値など情報開示している。

■iPassのみWindowsCEやPalm用のダイアルアップソフトを用意している。

■Windows用ダイアルアップソフトに限ればGRICのほうが気持ち動作が軽い。

「料金が違う」というのは一概に高い安いといえないのがiPassの現状です。 日本に限って言えば例えばあるプロバイダのiPass課金は\20/分、別のプロバイダでは\70/分、 また別のプロバイダは繋ぐ地域によって料金が変わったりしています。

GRICはおおよそどこのプロバイダも\20/分の従量課金です。 アクセスポイントについてですが、実はiPassとGRICと同じ電話番号、 つまり同じアクセスポイントであることが結構あります。

同じアクセスポイントにかけるということは両者の速度は同じということです。 iPassとGRICについて速度の優劣はつけられないようです。

さて、現地の話です。 ホテルの部屋に電話がきているところは大抵は電話側のモジュラーの口が日米タイプと同型なので、 引っこ抜いた電話線をPCに繋げれば大抵はつながります。

またホテルにビジネスセンターなどの施設があればそこで電話線を借りるのは手です。 ITの普及に伴い理解してくれる担当者が多くなりました。

速度に関してはホテルの"9"発信など、特別な仕組みのある電話だと速度はがた落ちします。 星の多いホテルだとたかだか数分の電話料金がとんでもない値段になる場合がありますので事前にホテルの人に確認をとりましょう。 僕は何度も聞き忘れたためにあとで痛い目にあいました。

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