■山谷モバイル講座

第2回:「現在の海外通信のためのハード選び」

前の話の延長ですが、 僕が持っている小さいPC「Librettoff」は国籍問わず旅行者に好評で「自分も持っていきたい」 「いくらだ?」という声をよく聞きます。

海外で自分のPCまわりの環境をもっていきたい、メールやWEBをゆっくり読みたい、 デジカメの画像を保存しておきたい、などなど…。

本体はパスポート2枚並べるより少し大きいサイズ。 案外PCは頑丈なものでそれほどナーバスにならずともちょっとぶつけるくらいじゃ壊れはしないです。 WindowsCE機はミニノートPCよりもさらに小さいものが揃っていて、 ハードディスクがない分衝撃には若干強いようですね。

僕が持っている「Librettoff1100V」は3年前の製品。 今では中古PC販売店(しかもそれは秋葉原など行かずともWEB通販で手に入ります) やオークションで5万―7万円程度で購入できます。

さらにこの製品の前にもWindows95やWindows98が動くミニノートPCはNECの「MobioNX」やCASIOの「CASIOPEIA FIVA」や東芝の「Libretto」の旧機種があり、 これらは5万円以下で入手できます。

海外通信、デジカメデータの保存、 メモ書き程度の作業には十分な性能と考えております(ただし、 Librettoは「Libretto50」以降を推奨します。それ以前はかなりつらいでしょう。)。

最近の製品になるとソニーの「VAIO C1」、 富士通の「LOOKS S」や東芝の「Libretto L」があり、これらの価格は10万円程度。 これらの性能は前述の海外通信は楽にこなせるうえに、なにかを創造することも可能かも。

例えば、デジカメで撮った写真を加工したり、ビデオを編集したり、音楽を創ったり、 その場所をモチーフにしたCGをその場で描いたり…そんな通信芸人がでれば面白いな、 会ってみたいな、と思いますね。

それは余談としても、ともかくいつ壊れるか、盗まれるかとドキドキするくらいなら中古の安いPC買って、 旅の中でキズをつけて、帰ってその傷っぷりをみせて「すごいな」と言われたい、 というのが個人的意見です。

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