そして迎えた4月13日、タイのお正月「ソンクラーン」です。

水をかけあう激しいお祭りと聞いていたのですが、いつものように本を読んでいても、変わりがありません。 「リゾート島はこんなものか」と思って昼食を食べに通りに出ると、いますいます。水鉄砲を持った家族。 カメラを持っていたのですが、こちらを攻撃してきます。

さらに進むと…たくさんの水鉄砲やオケを持った集団。「カメラ!カメラ!」と言うのですが、 手加減はしてくれても容赦はしてくれません。 顔に白い粉を溶かした物を付けられ、背中から水をかけられます。

ビーチの端まで歩き、フィルムがなくなったので一度バンガローにカメラを置きに戻り、 一番にぎやかな集団の前でその光景を見ていました。

タイ人、オカマちゃん、外国人旅行者と、 音楽をガンガンにかけながらみんないっしょになって騒いでいます。 通りの向かいで見ている、そんな自分に気付いた欧米人がタイ人を引き連れてこちらを攻撃してきました。 それをきっかけに、自分もそのグループに加わり、道行く人に水をかけます。

かわいそうなのが、この日にソンテウで着いた外国人。荷物も何もかも関係無しに容赦なく襲いかかる水に、 本気で怒っている人もいます。オープンの車に乗っている人はみんなビショビショ。

時折通り過ぎるトラックの荷台に乗った水鉄砲集団が通りすぎようものなら、もう戦争です。 おおはしゃぎで攻撃をします。そんな激しい、楽しいタイのお正月。 夕方まで時間を忘れて、ひさしぶりに大笑い、おおはしゃぎしました。

2週間泊まっているといろいろな人と知り合うものです。

・Lek→
バンコク在住の青年で、同い年、マウンテンバイクを乗ってきていて、 そういう関連の雑誌で働いていたこともあるという、妙に共通点の多い青年でした。 この宿のオーナーと知り合いらしく、その後は隣のビーチの知人のカフェの所に移って行きましたが、 ご飯を食べたり、そのカフェからバイクで迎えに来て連れていってくれたりしていっしょに過ごしました。 彼のおかげで、宿の前の売店で買う物の単価がタイ人価格に下がりました。

・フルーツ売りの青年→
いつもブランコで本を読んでいると、フルーツを売りにやってきます。 いつも買っていると、最後はおまけしてくれました。タイのマンゴーはgoodです。

・ネコ→
自分のネコ好きがわかるのか、一度遊んだら、毎日遊びに来るようになりました。 時にはいっしょに昼寝をしながら…。

そんなチャーン島の暮らしでしたが、前後に泊ったトラートのゲストハウスも、 若い兄弟でやっているところで仲良くなり、マンゴーをもらったり、 パッタイ(タイ風焼きそば)をもらったりしました。

こんな風に楽しく過ごせる宿に出会うために旅をしているのかなぁと思うことがあります。

うえぽん

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床の下を孔雀が歩いているなんて…すばらしい。夢のような旅、いったいいつまで続くのでしょうか?

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