圧倒的なスケールを誇る関東最大の大梵鐘
鶴見駅西側、近代的なビルが建ち並ぶ通りを抜けると目の前に広がる巨大な寺院。福井県の永平寺とともに、全国に1万5000余の末寺を持つ曹洞宗の大本山だ。境内には鉄筋では日本最大級の三門、日本一の法堂などの建築物が点在。年の瀬の賑やかな街から離れ荘厳な雰囲気を漂わせている。大晦日に打ち鳴らされるのは、山門の東側の丘にある大梵鐘。1913年鋳造、重さ19tにも及ぶ関東一の大鐘は遠く川崎の街にまでその音を轟かし、厳かに新年の訪れを告げる。毎日時を告げる大梵鐘を一般参拝者が撞けるのは大晦日の夜だけ。横浜市指定文化財にも指定されている鐘の音で煩悩を払い、心新たに新しい年を迎えたい。 |