TOP > 今週のこの人 > THE PREDATORS

2005年、the pillowsの山中さわお(vo、g)とGLAYのJIRO(b)が「ニルヴァーナのようなオルタナ・バンド」をやろうと、ストレイテナーのナカヤマシンペイ(ds)を誘い結成されたTHE PREDATORS。2010年、3rdアルバム『THIS WORLD』を機にドラマーがScars Borough/ELLEGARDENの高橋宏貴にチェンジ。そんな彼らが2012年8月1日(水)に2年ぶり4枚目となるアルバム『Monster in my head』をリリースする。夏フェス出演や過去最大数のツアーも控える彼らに新作の話を中心に語ってもらった。

―――今回のアルバムは、みなさんにとってどんな作品に仕上がったのでしょうか?

山中「一番気に入ってるかな。楽曲もオーディオ的な完成度も、そして完成するまでのプロセスも。一番バンドっぽかった」

―――それぞれ所属するバンドの活動との両立はたいへんだったと思いますが、スケジュール的にはどんな進行だったのですか?

山中「こういう寄せ集めバンドだからさ、物理的に12月にやって、次は3月にやって、みたいになっちゃう。だからとっかかりから完成までの日にちだけで言うと離れちゃってるんだけど、作業した時間で言うと短いです。去年の12月にデモテープ2日間録ったときも6曲できてたんだけど、ほぼ完成に近い、90%くらいの状態になってたから。あとは3月に録ったのかな。“いやぁ、早い時間に家に帰れるな”って感じだよね(笑)」

山中さわお

山中さわお

JIRO「僕の中では初めてニルヴァーナっていうのを意識しないで作った曲ばかりで、それでもTHE PREDATORSらしくなったというのがひとつ嬉しかったことでもあるし、高橋くんとリズム隊として一緒にコンビ組んで2枚目だったので、そう言った意味でもレコーディングもすごい順調でしたし。僕やさわおさんが作ってきた曲のリズムのパターンが“こうだったらいいな”ってなんとなく思ってることを即座に叩いてくれる迷いがない感じを含めて、THE PREDATORSっていうバンドがさらにもうひとつ高いところにきたなっていう余裕のある感じというか、それがバンドとして楽しいし嬉しいなと思いましたね」

―――最初はオルタナでニルヴァーナみたいなバンドを演りたいっていうところから、間は空いてますけど継続的に続いているじゃないですか。曲に関して“THE PREDATORSに向けて書こう”という感じなのか、それともご自分の内面から自然に出てくる中から“これはTHE PREDATORSに持っていこう”という感じなのですか?

JIRO「そうですね、ちょうどTHE PREDATORSっていうバンドをやり出したのがGLAYの結成10年を迎えて、10年やったバンドからJIROがどこかGLAYを捨てて巣立つとは思えないからやっていいよっていう許可をバンドの中でもらったんですよ。で、そのときには、デビューしてから10周年の今、この先10年のことを考えて、もう少し音楽的にも大人になりたいっていう“バンドの意思”みたいなのがあったんですよ。でもそれと逆行するようにこういうシンプルなロックンロールみたいなのをさわおさんと一緒に追求しだして、でもそれがなんかカッコいいって見えたのかも知れないですね。で、それまで大人でこの先10年を見据えたところに向かってたんですけど、割とシンプルな3コードみたいな音楽も受け入れるようになったんですよ、GLAYというバンド自体が。なのでTHE PREDATORS用に作ったんだけど、GLAYで演ったらどうなるかな?っていう感じで持っていったり、GLAYでちょっと反応が悪かった曲を、今回「Monster in my head」とかそうなんですけど、それはTERUに仮歌入れてもらった段階までデモテープは出来ていてとても僕自身も気に入ってたんですけど、それ以外に一緒にTAKUROに渡したデモテープから他の曲が採用されて。『あの曲すごく気に入ってんだけど、これをもしGLAYで使わないんだったらTHE PREDATORSに持ってっていいか』って言ったら『ああいいよ、いいよ』みたいな感じで持ってきたりすることもあるので、自分の中で以前はちゃんと分けてたんですけど、それから僕自身が作る曲がどっちにも行けるような曲作りになってきてるのかなっていう感じはしてます」

JIRO

JIRO

―――2枚のアルバムがリリースされたバンドに後から加入して、前回レコーディングとツアーを初めて経験されて今回2作目となりますけど、高橋さんにとってTHE PREDATORSはどんなバンドですか?

高橋「うーん、そうっすね...。普段自分が活動しているScars Boroughとかと比べると密着度もないですし、ナーバスさもまったくないですし、遊んでる感じですかね、先輩たちと。音楽で、というか楽器で」

山中&JIRO「(笑)」

―――ソングライターのふたりが書いてきた曲に、どんな感じでドラムのアレンジを決めていくんですか?

山中「前もって(曲を)渡してないよ」

高橋「そうですね、その場で、スタジオで全部...」

山中「内緒にしてるから(笑)」

高橋「その場でイメージがあるやつは説明してくれるのもありますし、“ご自由に”っていうのもありますし。まあその場で捉えて、って感じですね。直感でいってます」

山中「ちなみにScars Boroughはどうなの? デモテープを渡されるの?」

高橋「2パターンありますね。デモテープがあるものと、弾き語りのものと」

山中「基本ここ(山中とJIRO)は弾き語り」

―――アレンジは事前に聴いてスタジオに臨む訳ではないんですね。

高橋「まったくをもってそうですね」

―――まさに先輩と遊んでる感じ?

高橋「そうッスね(笑)」

山中「そしてちょっと試されてるような感じ(笑)」

―――そのドラムのフレーズに先輩たちはどのような反応をされるのですか?

高橋「基本的に“褒め殺し”してくれますね(笑)」

―――基本的には3人でスタジオに入ってアレンジを固めていく感じですね。

山中「一番スタンダードな、シンプルなロックンロール・バンド・スタイルじゃないかな。作曲者が曲を伝えてポンとできるというか。それがこのバンドは異常に早いっていうか。パッと思ったもので正解になるというか」

Text●浅野保志

PROFILE

メンバーは山中さわお<the pillows>(vo&g)、JIRO<GLAY>(b)、高橋宏貴<Scars Borough/ELLEGARDEN>。’05年、ニルヴァーナのカバーをライブで披露したことをきっかけに結成。同年7月にミニアルバム『Hunting!!!!』を発表。’10年にドラムに高橋宏貴を迎え、現在のメンバーに。9月からは最新作を携えた全国ツアーがスタートする。
オフィシャルホームページ


TICKET

「THE PREDATORS 2012 TOUR “Monster in your head”」

⇒9月20日(木) 渋谷CLUB QUATTRO
⇒9月25日(火) 仙台Rensa
⇒9月27日(木) 札幌ペニーレーン24
⇒9月28日(金) 札幌ペニーレーン24
⇒10月3日(水) 名古屋クラブダイアモンドホール
⇒10月5日(金) 広島クラブクアトロ
⇒10月7日(日) 福岡DRUM LOGOS
⇒10月9日(火) 大阪 なんばHatch
⇒10月12日(金) ZEPP TOKYO


公演・チケット情報



RELEASE

Mini Album

初回限定盤(CD+DVD)
『Monster in my head』
8月1日(水)リリース
NFCD-27915
2800円
avex
NFCD-27915/B
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2012.07.31更新

今週のこの人 ラインアップ

  • 山田和樹
    小澤征爾も実力を認める注目の指揮者。クラシック音楽界が熱い視線を注ぐホープの“今”に迫る!
  • さまぁ〜ず
    2年ぶり、9回目の 『さまぁ〜ずライブ』開催。 稀代のコント芸人が、ライブにこだわり続けるそのワケは?
  • 遠藤保仁(ガンバ大阪)
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  • 堀北真希
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