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−−そんな、他人事みたいに(笑)。

YAMATO 気持ちは超上がってたんですけどね。「ええ? もしかして炭酸駄目なのかな」みたいな。10年目で初めてわかりました。

RYO 今回のレコーディングは10日間ぐらいだったんですけど、規則正しい感じで、起きて、子供を送って、ジムへ行って、スタジオ入って、夜戻って、寝て。ほんと、人として非常にいい状態だったので、ストレスもなかったし。沖縄で、家の近くでできたのもすごい良くて、気持ちよく行けました。楽しかったというよりは、気持ちよかったという感じです。

HIROKI 沖縄でやれてるのがいいかもしれないですね。ここ(東京)だとどうしても夜型にサイクルがなっていくというか、12時超えることもよくあったし。それでホテル戻って、寝て、またすぐスタジオ行ってというサイクルだと、切り替えが難しいので。沖縄だと、家に帰ると家族がいたりとか、プツッと音楽が切れるじゃないですか。そのほうがいいサイクルだと思ったし、夜も早かったもんね。12時前には絶対終わってたし。

YAMATO だいたい10時とか。

HIROKI「はいスタート」で始まって、「はい終わり」みたいな。めりはりがちゃんと、やっとできるようになったかなと思います。

HIROKI

−−歌詞についても聞きますね。今回は1曲目の「Restart」で再出発を宣言したり、「Hello Sunshine Hello Future」では、より自由な音の楽しみ方を提案したり。全体的にポジティブなメッセージを強く感じるんですけど、どんな書き方をしたんですか。

RYO まずリーダーが、1曲ごとに感情の深いところまで細かく書いたものを、メールで送ってくれるんですけど。いつもだったらひとつ大きなテーマがあって、そこから枝分かれで考えるんですけど、今回はもっと深い気持ちを何個か出してくれてたので。だからわかりやすかったです、全体的に。

NAOTO ものによっては、映画のタイトルを出したり、ほかのバンドを例に出したり。

YAMATO 「こういう雰囲気で、こんな感じで」みたいなものが来て。それをニュアンスとして意識しながら書きました。

−−たとえば1曲目「Restart」は?

NAOTO これは最初にHIROKIにテーマを振って、上がってきた歌詞を汲み取って。“リスタート”という言葉も入ってたので、そこから二人に振りました。

HIROKI ざっくり、テーマの注文があったので。それに沿って書いたんですけど。

−−うまく、アルバム全体のテーマ曲のようになりましたよね。新しいスタイルでリスタートしようというような。

HIROKI そうなんですよね。その時は、曲単体でただ見てただけなんですけど。

−−今回、地球とか自然とか、動物とか、そういう言葉がかなり多いなという印象があるんですよ。オーガニックなものというか。いかにもRYOくんが好きそうなレゲエのリズムの

「Lion」もそうですけど。

RYO これはテーマも良くて、書きやすかったです。

NAOTO レゲエって、ライオンのイメージがあるじゃないですか。テーマはそれだけです(笑)。そういうちっちゃなきっかけから、“これで作ってみて”という感じで。

−−「Morning View」もすごく前向きな、さわやかな朝のイメージの言葉がたくさん並んでいるし。

NAOTO これは実は、仮タイトルが「GIRL」だったんですよ。僕、ランニングしてる女の人を見ると、すごい気持ちが上がるんですけど。さわやかさと、汗の感じが変にエロい感じと、いろんな要素を持っていて。だから「GIRL」だったんですけど、あとからHIROKIに言われたのが、「女の子、全然いなくなっちゃったね」って(笑)。

HIROKI 1曲について、だいたい7〜8個のテーマが箇条書きで書いてあって、その中から歌の3人がチョイスして、書いていくんですけど。なんとなく、「これはあいつが書くかもな」とか、オレはそうやってたんですね。そしたら最終的に、誰も書いてなかったという(笑)。結果、良くなったからいいんですけど。ちゃんとした、さわやかな曲に。

−−「Baby Baby」とか、遠距離恋愛をテーマにしたような、ちょっとせつない歌詞もありますね。

NAOTO これはHIROKIの友達の歌なんですけど。

HIROKI HIROKIの友達というか、みんなの同級生なんですけど。共通の友達がいて。

−−男なの? なんだ、女性かと思った(笑)。

HIROKI 男です。しかも9割、事実の歌ですね。音信不通になってしまったという、おもしろエピソードがあって。それを歌にしてやれよ、という曲ですね。

NAOTO ミュージシャンが、友達の結婚式に曲を書くのと一緒です(笑)。

−−そしてラストを締めるのが、10周年を自ら祝う曲の「Anniversary Song〜10th〜」。まるで童謡のような、可愛らしいというか、脱力する曲というか。

NAOTO 最初の段階で、僕らの10周年はこういう曲調だというものを決めたので。まあおふざけというか、みんなアマノジャクなところがあるので、普通だったら集大成とか、感動とかになるんだけど、こういうのも面白いかなと。

YAMATO 面白かった。

NAOTO 歌詞を読むと余計に馬鹿馬鹿しい(笑)。

−−アルバムタイトルが『NEO POP STANDARD』は、思い切って、かなり挑戦的なタイトルをつけましたね。

NAOTO ただのアルバムタイトルじゃなくて、もっとでっかいテーマというか、僕らのバンドとしてのテーマがこれでもあるので。あとは単純にキッズ受けしそうな、男の子が好きそうな言葉を使おうと思ったので。そこで誰かがちょっと深読みしてくれてもいいですし、大きなくくりでとらえてもらってもいいですし、考える幅がすごい余ってると思います。

RYO

−−ちなみに、今後も、この打ち込みの方向性でいくんですか。

NAOTO いやいや。いろいろ。

YAMATO たぶん、同じようなことはできないと思います。今までの楽曲もそうですし、たぶん次もヘンなことしてるんじゃないですか。

NAOTO 10年前には全然想像できなかった、もしかしたら、3年前でも想像できなかった作品なので。それがあるから、楽しさもあります。「次はどういうものをやろうかな」とか。どうなるんでしょうね。

−−最後に、5月から始まるツアーについて、どんなライブをやりたいですか?

YOH まったく楽器を知らない人でも気づくぐらい、アレンジが変わる可能性があるので。そのへんは楽しみに。あとは、行ったことない街もあるので、「届けに行くぞ」という気持ちがあります。

HIROKI 毎回なんですけど、アルバムができて、最後にはこの曲がどういうふうに変化していくのか?を楽しみながらツアーを回れてるので。今回も、お客さんが交わった時にどう化けていくのか、自分たち自身が楽しみながら回れたらいいかなと思います。自分たちの中でのリード曲というイメージで、エースと思っていたやつじゃなくて、意外にヘンなダークホースが現れたりするんで。そういう意味では、どうなっていくのかが楽しみですね。それだけじゃなくて、過去の曲との絡みも楽しんでもらえたらいいなと思います。

Text●宮本英夫 Photo●吉田圭子


TICKET

LIVE
『ORANGE RANGE LIVE TOUR 012 NEO POP STANDARD』 

5月10日 (木)神奈川   海老名市文化会館
5月12日 (土)埼玉三郷市文化会館
5月13日 (日)群馬藤岡市みかぼみらい館
5月19日 (土)大阪岸和田市立浪切ホール
5月20日 (日)奈良なら100年会館
5月26日 (土)石川こまつ芸術劇場うらら
5月27日 (日)新潟新潟LOTS
6月1日 (金)宮城仙台市民会館 大ホール
6月3日 (日)青森弘前市民会館
6月5日 (火)福島club SONIC iwaki
6月9日 (土)愛知名古屋市公会堂 大ホール
6月13日 (水)北海道   札幌市教育文化会館 大ホール
6月15日 (金)北海道   室蘭市文化センター
6月17日 (日)北海道   幕別町百年記念ホール
6月24日 (日)三重伊賀市文化会館
6月30日 (土)兵庫神戸国際会館
7月1日 (日)大阪オリックス劇場
7月3日 (火)東京渋谷公会堂
7月4日 (水)東京渋谷公会堂
7月6日 (金)熊本熊本DRUM Be-9 V1
7月8日 (日)福岡福岡市民会館
7月9日 (月)長崎長崎DRUM Be-7
7月12日 (木)広島広島CLUB QUATTRO
7月13日 (金)鳥取米子市文化ホール
7月15日 (日)香川三木町文化交流プラザ
7月21日 (土)静岡三島市民文化会館

『ORANGE RANGE LIVE TOUR 012〜NEO POP STANDARD〜FINAL』
8月19日 (日)沖縄ナムラホール

公演・チケット情報



『ORANGE RANGE LIVE TOUR 012〜NEO POP STANDARD〜 in TAIWAN』

8月11日 (土)台湾 台北市THE WALL Live House 公館(台北市文山區羅斯福路四段200號B1) 8月12日 (日)台湾 台北市THE WALL Live House 公館(台北市文山區羅斯福路四段200號B1)

公演・チケット情報



RELEASE

初回限定盤
『NEO POP STANDARD』
4月18日(水)発売
3360円[初回限定盤(CD+DVD)] VIZL-473
SPEEDSTAR RECORDS
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通常盤
『NEO POP STANDARD』
4月18日(水)発売
3045yen [通常盤(CD)] VICL-63860
SPEEDSTAR RECORDS
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2012.04.17更新

今週のこの人 ラインアップ

  • 山田和樹
    小澤征爾も実力を認める注目の指揮者。クラシック音楽界が熱い視線を注ぐホープの“今”に迫る!
  • さまぁ〜ず
    2年ぶり、9回目の 『さまぁ〜ずライブ』開催。 稀代のコント芸人が、ライブにこだわり続けるそのワケは?
  • 遠藤保仁(ガンバ大阪)
    10年連続Jリーグベストイレブンにも、代表最多出場記録にも歩みを止めない。稀代のMFの飽くなき向上心に迫る
  • 堀北真希
    あくまでも、自然体。 2度目の舞台に挑戦する“国民的女優”の素顔
  • 藤原竜也
    舞台で演じ続けてきた実体験を、 「人生の蓄積」と呼んで胸に刻む。若き天才の次なる挑戦とは…。

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