——プロモーション・ビデオは、LDH(事務所)のアーティストなども登場され、楽しそうな雰囲気で、祝福モードが伝わってきます。

TAKAHIRO：ボーカルのATSUSHIさん以外、HIROさんと親交の深いLDHのアーティストはみんな集まってコーラスで参加しています。そんな機会はなかなかないのでとても新鮮でした。自分たちも楽しんでいたので、映像を観たときに、ふたりをお祝いしたいという気持ちが伝わる作品になったなと確信しました。

SHOKICHI：この曲でLDHのチームワークが深まったと思います。より一致団結して、ひとつのテーマに向って頑張って行こうと、何もいわずに、みんなの心がひとつになりました。

NESMITH：おふたりを祝福することをテーマに、曲もPVも愛が溢れた作品になりました。ひとりでも多くの方の幸せに華を添えられる楽曲として、みなさんに愛して聴いていただければ！

SHOKICHI

——本当に、EXILEの歴史が詰まったアルバムですよね。加入してからの日々を振り返ってみて感じることは？

SHOKICHI：もう３年半も経つんですね……。例えるなら、EXILEという“超特急列車”に乗ったという感覚があります。今まで経験したことがないことを一気に経験して、大量の情報や、ダンスに歌に、いろんなことを急スピードで学びました。思考も感情も成長できた、濃い3年半でした。

NESMITH：あっという間ですね。メンバーとして自信をもって、誇りをもって、責任感をもって、活動していける価値ある時間を過ごしてきました。14人でいることで、さらに輝きが増すことを意識してきたんです。1年1年を振り返っても、僕ら新メンバーは、少しずつでもEXILEのメンバーとして、個人が輝いてきていると思います。

TAKAHIRO：僕は7年目に突入ですね。僕とAKIRAさんの加入でEXILEの2章が始まった。いろんなプレッシャーや意識する部分があって、自分との闘いも経てきました。紆余曲折ある中で、ATSUSHIさんの隣で歌わせてもらうことが大きなヒントになって、今があるような気がします。濃い6年でした。たくさんの方に支えていただきながら、今も歌わせてもらっていることに心から感謝したいです。

——ATSUSHIさんは、デビューから振り返って、今このアルバムを手にされてどんな心境ですか？

ATSUSHI：もう5枚目のベストになるんですよね。今回が、一番思い入れが深いですね。新たな歴史が始まる、新たなスタートを切らなければいけないのかな、と感じます。EXILEとしてやれることはやってきたので、さらに進化したEXILEを見せる、EXILEを輝かせるために、新たな挑戦しなければ、と思う。これまでもそうしてきたからこそ、今、こうしてこの場にいられると思います。このアルバムは、14人のEXILEの集大成です。来年から、さらにパワーアップした自分たちを見せられるように、言葉だけでなく、現実的にこれから何をしていくかを含め、これから本気でメンバーと向き合って、本気で話し合っていきます。

NESMITH

——みなさんは、自分の夢を叶えてこられた方々ですよね。夢を実現させるのに必要不可欠なことってなんでしょう？

ATSUSHI：そのことに没頭し、努力すること、そして冷静な判断が必要です。先の目標と自分が今いる位置が見えていないと、どの道を歩いていったらいいか分らない。“そこ”に行くために、着実に一歩ずつ歩いていけば、よっぽど馬鹿げた夢じゃなければ、ほとんどの夢は叶うと僕は思います。

TAKAHIRO：夢を叶えるのに必要なことだと、自分で勝手に判断したことや、好きなことだけをするのではなく、嫌いなこともやる必要があると思います。また、いつしか夢が変わる瞬間もある。そのときどきに掲げた夢に、自分なりに区切りをつけ、期間を決めて、グッと集中することです。夢は持っても、叶える為の努力をしなければ意味が無い。リスクを背負うことも踏まえて夢に向うことが必要だと思います。

SHOKICHI：ATSUSHIさんと同じく、自分の今いる位置と先にある夢の位置との距離を明確に測って、そこに惜しみない努力をすることだと思います。

NESMITH：夢に対する思いの強さです。強ければ強い程、その思いは、自分の身体を離れても、周囲の人にも伝わるんです。ヒントをくれたり、環境が変わったりして、思いの強さは、夢に繋がる力になります。

——最後にファンへのメッセージをお願いします。

ATSUSHI：PVも新曲も含め、EXILEが歩んで来た歴史が詰まっています。今まで応援してくれたみなさんへの感謝のCDでもあります。並べて聴いてもらうことで、みなさんそれぞれの人生の良きバック・ミュージックにしてくれたら嬉しいです。

TAKAHIRO：1曲ずつリアルタイムでEXILEと人生を歩んでくれたみなさんが、曲を聴く度に、それぞれの背景やそのときの思い出を振り返って、明日への力にしてもらえたら。『SOUL SIDE』で元気になって、『LOVE SIDE』で癒されてください！

SHOKICHI　TAKAHIRO　ATSUSHI　NESMITH

撮影協力　Hair＆Make：水野明美、石上三四郎(happ's)、高柳公太郎　Stylist：小川哲史(LDH apparel)

◆ATSUSHI　ソロ名義での初のシングル『MELROSE 〜愛さない約束〜』をリリース
インタビューを公開中　⇒コチラ

Text●編集部　Photo●Kei Ogata(No.2)