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ASIAN KUNG-FU GENERATION

――意外と思う人もいるかもしれませんが、シンガー・ソングライターの秦基博さんが初出演です。

後藤 “いい声だな”と、ずっと思っていて、前々から呼びたいと思っていました。ロックって感じの畑じゃない人が出演してくれるのも、『NANO-MUGEN FES.』のいいところだと思います。

山田 声も曲もいいんですよ。何回かイベントで共演をしたこともあって、そのときに同じ楽屋で、ずっとギターを抱えて歌っていた姿が印象的でした。あの歌を間近で聴けるなんて、すごく贅沢な思いをしました。初めて見るお客さんも釘付けになりそうですね。

――そして、後藤さんが主催するレーベルからDr.DOWNER。毎回、弾けたステージで話題を呼んでますが。

後藤 ボーカルの猪股は、LINKで横浜アリーナを経験していますけど、他のメンバーは初めてでしょうから、緊張するんじゃないですかね。がんばれって感じですね(笑)。

――2日目は、イギリスからなんとスウェードが出演という、ビッグなニュースに驚いた人も多いのではないでしょうか?

喜多 今年のビッグ枠ですね。大学で軽音楽部に入ったときから、ずっと好きで聴いていました。そのころ、ギターのバーナードが抜けた後で、『Coming Up』ってアルバムが出たくらいかな。ナノムゲン・コンピにも入っている『Trash』が流行っていて。その前の作品の、もっと耽美なクセになる中毒性のあるサウンドも好きですね。海外のキャリアの長い、ビッグバンドのオーラを感じてほしいですね。

喜多建介(g&vo)

喜多建介(g&vo)

後藤 リユニオンしたビッグバンドを呼ぶと、洋楽ファンから『単独で見たかった』とかヤイヤイ言われるんですよ。彼らのライブをアリーナクラスで観るのが、現地での正しい響き方だとも思うので、そういう視点で洋楽ファンの人にも楽しんでほしいですけどね。若い子たちは、ここからUKロックに入っていく人もいるかもしれないし。

――往年のファンにも、新に知る人にもそれぞれ楽しんでもらえたらいいですよね。そして、2日目には『NANO-MUGEN FES.』は、何度も出演されているthe HIATUSも。

後藤 新作のツアーは見られなくて、彼らは今トップフォームでしょうから、純粋に楽しみですね。

山田 音楽的にもどんどん深くなっていって、アルバムを聴くたびに新鮮で驚かせられます。

――そして、後藤さんがプロデュースした新曲『Yes or No or Love』がナノムゲン・コンピにも収録されているチャットモンチーは、2度目の出演です。

伊地知 ふたりになってからのツアーに、アジカンも参加させてもらって、新生チャットのステージを見たんですけど、感動しました。ふたりでやる選択をするのって、すごいことだと思うんです。根性があり過ぎます。見習いたい(笑)。

後藤 当日は、何か一緒にやろうかって話をしていますので、楽しみにしていてほしいです。

――チャットモンチー&後藤正文コラボに期待しております! そして、初登場の10-FEET。

後藤 震災への支援活動をきっかけに距離を縮めた仲です。今、一緒にやりたいなっていう思いもあって出演をお願いしました。

喜多 彼らも地元でフェスをやっていて、『NANO-MUGEN FES.』も楽しんでくれると嬉しいですね。10-FEETは、盛り上げ上手なので、絶対楽しいステージを見せてくれるでしょう。

――この日は、女性アーティストが多いですね。レーベル・メイトでもあるCharaさんも参加です。

喜多 Charaさんの出演OKもビックリしました。邦楽のビッグアーティスト枠です。これまでも候補に挙げさせていただいていたので、実現して嬉しいですね。

山田 自分たちも驚いていますが、お客さんでも驚いている人がいるかもしれないですね。唯一無二のものを持ったシンガーといった佇まいが、羨ましいです。

――昨年は、前夜祭DJセットで参加してくれた80KIDZも本編に登場です。

伊地知 ずっと呼びたかったんです。去年は前夜祭にDJセットで出ていただきましたが、今回は横浜アリーナでどんなセットを見せてくれるか、期待しています。

伊地知潔(ds)

伊地知潔(ds)

後藤 前々から好きで、『LOST』(後藤正文個人で発表している楽曲)のリミックスをお願いしました。これは、アナログのB面に収録されます。どちらも楽しみですね。

――そして、山田さんがプロデュースをされたことも記憶に新しい期待の新人のシンガー・ソングライター、片平里菜さん。

山田 まだ単独でCDを出していないアーティストが、『NANO-MUGEN FES.』本編に出るのは初めてです。異例の大抜擢になりますね。当日は、自分もベースを弾かせてもらう予定なので、責任をもってちゃんとお客さんにアピールできるように努めます。声もいいし、みんなに聴いてほしいですね。

喜多 僕も、里菜ちゃんのレコーディングでちょっとだけギターを弾かせてもらいました。頑張ってほしいという気持ちを込めて隅っこで応援したいと思います。

――本当にバラエティに富んだ出演者になりました。

山田 今年は、今まで一番バラエティ豊かなんじゃないですかね。コンピを聴いたら、出演者の方々も濃厚な1曲を選んでくれたんだと思うんですが、濃い濃い(笑)。コンピって大概テーマ性があるじゃないですか。こんなコンピはなかなか聴けないと思いました(笑)。

――そのコンピが6月27日(水)にリリースとなります。アジカンは新曲『夜を越えて』を収録されていますね。私は、この曲を後藤さんの弾き語りのライブで初めて聴かせていただいたので、バンドでの演奏の変化に驚きました。シンプルかつ抜けのいい、アジカンのデビュー当時の楽曲にも通じるエモーショナルな楽曲ですね。

後藤 弾き語りの曲だったので、シンプルにせざるを得ない感じもあったんです。弾き語り用に作ったので、アジカンでやるかも悩んだんですけど、みんながやりたいってことだったんで、バンドでやってみました。

喜多 ゴッチの弾き語りでは、話すような歌い方でゆっくりやってましたね。アジカンが最近作っている楽曲はシンプルになっていて、それが顕著に現れている曲だと思います。作りこんだアルバム『マジックディスク』の反動もあるかもしれませんが、デモテープをそれぞれが持ち込んでっていうよりは、4人でネタからセッションで曲を作る機会も増えています。次のアルバムの方向性も、少し見える曲になっていますね。

山田 弾き語りの自由にやっている感じとは少し違う、少し華やいだイメージにレコーディングできました。ゴッチの言葉が強くて、アレンジが抜けのよい感じに仕上がったので、バンドバージョンも言葉が入ってくると思います。

――“今 この場所がスタートだ”という、力強いフレーズ、ストレートに響く言葉が心に残ります。『NANO-MUGEN FES.』で聴くことを楽しみにしています。今回のフェス、来場されるみなさんに他にお伝えすることはありますか?

伊地知 今回は、僕が毎回プロデュースしている4Fの『GUESTReALM』に新にステージを作って、インスト・バンド、PHONO TONES(メンバーは、伊地知、Dr.DOWNERの猪股、他)が両日ともライブをします。昨年同様、フードブースの出店もしますので、ライブはもちろん隅から隅まで『NANO-MUGEN FES.』を堪能してください!

Text●ぴあ Photo●TEPPEI(ライブ写真)

PROFILE

メンバーは、後藤正文(vo&g)、喜多建介(g&vo)、山田貴洋(b&vo)、伊地知潔(ds)。96年大学の音楽サークルにて結成。02年、インディーズ・レーベルから初の正式音源となるミニ・アルバム『崩壊アンプリファー』を発表。03年4月、同作を異例の再リリースという形でメジャー・デビュー。同年より新宿LOFTにて『NANO-MUGEN FES.』をスタート、04年より洋楽のアーティストも迎え、会場も日本武道館、横浜アリーナと規模を拡大、今年で10回目を迎える。04年10月に発売した2ndアルバム『ソルファ』が、2週連続オリコン・チャート1位を記録。06年のフジロックで、初の“GREEN STAGE”への出演を果たす。これまでに8枚のオリジナル・アルバムをリリース。今年1月には、キャリア初となるベスト・アルバム『BEST HIT AKG』を発表。後藤の描くリアルな焦燥感、絶望さえ推進力に昇華する圧倒的なエモーション、パワフルかつ緻密に練られたバンド・サウンド、“日本語で鳴らすロック”で日本のミュージックシーンを牽引し続け、世代を超えて絶大な支持を得ている。

オフィシャルホームページ


TICKET

「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN FES.2012」
7月15日(日)・16日(月・祭) 横浜アリーナ

公演・チケット情報



「KESEN ROCK FESTIVAL’12」
7月22日(日) 岩手県 種山々原森林公園 種山々原イベント広場
「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO」
8月11日(土) 北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
「MONSTER baSH 2012」
8月25日(土) 国営讃岐まんのう公園内 芝生広場(香川県仲多度郡まんのう町)
「AIR JAM 2012」
9月16日(日) 宮城県 国営みちのく杜の湖畔公園 みちのく公園北区『風の草原』

公演・チケット情報



後藤正文ソロで出演
「京都音楽博覧会 2012 IN 梅小路公園」 
9月22日(土) 京都府 京都梅小路公園・芝生広場

公演・チケット情報



RELEASE

NEW ALBUM
『ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2012』
6月27日(水)リリース
3059円
キューンミュージック
KSCL-2056/7
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2012.06.19更新

今週のこの人 ラインアップ

  • 山田和樹
    小澤征爾も実力を認める注目の指揮者。クラシック音楽界が熱い視線を注ぐホープの“今”に迫る!
  • さまぁ〜ず
    2年ぶり、9回目の 『さまぁ〜ずライブ』開催。 稀代のコント芸人が、ライブにこだわり続けるそのワケは?
  • 遠藤保仁(ガンバ大阪)
    10年連続Jリーグベストイレブンにも、代表最多出場記録にも歩みを止めない。稀代のMFの飽くなき向上心に迫る
  • 堀北真希
    あくまでも、自然体。 2度目の舞台に挑戦する“国民的女優”の素顔
  • 藤原竜也
    舞台で演じ続けてきた実体験を、 「人生の蓄積」と呼んで胸に刻む。若き天才の次なる挑戦とは…。

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