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関根勤×郷野聡寛
「関根勤×郷野聡寛」写真
「関根勤」写真
――郷野選手の戦績を見ると、改めてすごさを感じます。錚々たるメンバーと戦ってきていますよね。
関根 「(DREAMミドル級GPに勝ち残っている)ゲガール・ムサシ選手に勝っていますもんね。あと、全日本キックボクシングでチャンピオンになったのも素晴らしかったですね。総合格闘技の選手が打撃だけのリングで勝つというのはすごい。挑戦する姿勢が素晴らしい」
郷野 「その分、ケガも多いですけどね。2月に手術して、これで5年連続11回目の手術。高校野球の強豪校の甲子園出場回数じゃないんですから(笑)」
――郷野さんはUFCで標的にしているファイターはいるのですか?
郷野 「うーん、正直いないですけどね。誰が相手でも平常心で闘ってクリアできればいいかなと思っています。相手がどうこうではなく、そういう自分でありたいという理想の姿はあります」
関根 「平常心って大事ですよね。格闘技はクールに燃えないとダメらしいですからね」
郷野 「ひとりだけ、熱くなって戦力が倍増する奴がいますよ」
関根 「誰ですか?」
郷野 「三崎和雄です(笑)」
関根 「野生児だ(笑)」
郷野 「三崎は窮地に追い込まれるとスイッチが入ってきますからね。三崎に勝つには刺激しないように判定勝ち(笑)。追い込んじゃダメです、強くなりますから」
関根 「超人ハルクだ。脈拍200以内に抑えないと、ハルクになっちゃう(笑)」
「郷野聡寛」写真
――関根さんは郷野さんにどんなファイトを期待されていますか?
関根 「やっぱり、(ウェルター級王者の)ジョルジュ・サンピエールとの試合は見たいですよね。サンピエールの打撃は凄いけど、郷野選手ならディフェンス能力が高いから、術中にハマらない感じがするんですよ。普通、サンピエールが仕掛けると、みんな仕掛け返すじゃないですか。それが郷野選手ならサンピエールの仕掛けをスッスッて外してしまいそう。サンピエールが『あれ』って戸惑う姿を見たいですね」
郷野 「そしたら盛り上がりますよね。まだUFCチャンピオンになった日本人はいないですからね。関根さんのご期待に応えられるようにがんばります」
関根 「がんばってください。応援しています」
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PROFILE
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関根勤(せきね・つとむ)

1953年、東京都生まれ。'74年、「ぎんざNOW」の素人コメディアン道場に出場し5週勝ち抜き、初代チャンピオンとなり、デビューを果たす。その後、テレビをはじめ、映画、舞台、ラジオと幅広い活躍はご存知の通り。また、格闘技通としても知られる。K-1や旧PRIDEのようなメジャーだけではなく、小さな大会までくまなくチェックしている。

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郷野聡寛(ごうの・あきひろ)

1974年、東京都生まれ。176cm、77kg。GRABAKA所属。'96年、修斗でプロデビュー。'01年、菊田早苗率いるGRABAKAに移籍し、主戦場をパンクラスに移す。'05年に全日本キックヘビー級王者となり、同年PRIDEに参戦する。昨年はUFCデビューを見事な一本勝ちで飾る。スマートな打撃と確かな関節技、ビッグマウスとお茶目な下ネタで人気を博す。

INFORMATION
10月からWOWOWでUFCの放送が再開される。さらに、その再開に先駆け昨年5月以降の第71回大会から第88回大会までの計18大会を絶賛放送中。詳しくはWOWOW公式サイトにて。

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