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――ニューシングル『Baby cruising Love』は、今までと違う雰囲気に仕上がりましたね。 | 
 
 
かしゆか 
今までのPerfumeは明るくて近未来的で、疾走感あふれる勢いのある曲が多かったんですけど、この曲はミディアムテンポで、冬をイメージした女の子っぽい曲になりました。直接的に恋愛を歌っているわけではないので、恋愛ソングとしてだけではなくて、人生そのものを表現した曲にも聴こえると思います。最後まで聴くと、キュンと切なくなるような感じですよね。
 
あ〜ちゃん 
これまでタイトルに『Love』なんてフレーズが使われたことはなかったから、ビックリする人もいるかもしれませんね。でも、『Love』と『cruising』を掛け合わせることで、Perfumeっぽさが出てるかなって思います。
 
のっち 
いつものPerfumeの曲よりは、声に掛かっているエフェクトが少なめで、生声っぽさが出てますね。だから、カラオケで歌いやすい曲になっているんじゃないかな。
 
 
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――女の子チックな歌詞だな、と感じる部分もあって。 | 
 
 
あ〜ちゃん 
そうですね。必ずしも女の子の曲というわけではないんですけど、ジャケットもピンクカラーを基調にしていたり、PVも可愛い衣装だったりして。随所に女の子らしさが出ていると思います。
 
かしゆか 
今までは可愛い曲でもイメージと違う衣装を着たりして、あえてハズシを入れていたんですけど、今回は可愛さがストレートに表現されていて。フサフサした毛っぽい衣装とかも、これまでよりアイドルチックですよね(笑)。
 
 
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――ファンの反応が楽しみですね。 | 
 
 
あ〜ちゃん 
最近は、音楽好きな人がPerfumeを好きになってくれていて。これまでのPerfumeのクールな音が好きだったとしたら、今回のシングルはどう思うのかな? クールにカッコつけているのもPerfumeだけど、こういう可愛らしい曲もPerfumeなので、楽しんでもらえると嬉しいですね。
 
 
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――今回の中田ヤスタカさんの音作りはどうでした? | 
 
 
かしゆか 
原点回帰で、テクノの元の方に戻っているように感じました。エフェクトや音の入れ方も、昔のテクノっぽく聴こえて。生の音を一つひとつ大切に扱ってる感じですね。
 
あ〜ちゃん 
色んなことをやりすぎて、今度は逆にシンプルに向かってるんじゃないかな(笑)? 
 
 
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――中田さんは、以前の取材で「Perfumeには色んな挑戦をしてほしい」と言ってました。 | 
 
 
のっち 
 中田さん自身が挑戦する人なので、それにPerfumeがついていくだけです(笑)。
 
 
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