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――ソロ活動に当たっては何か目指しているものがあるんですか? |
「スキマスイッチでやれることはスキマスイッチでやろう。スキマスイッチではできないことをソロとしてやろう、というのがまずあって。それからひとりの歌い手として何ができるかってことを考えました。そこで気づいたのが、声って、その人にしかない世界で一つだけの楽器なんですよね。それを生かした事をやりたいと思ったんです。考えたときに、まったく僕ひとりというよりはバンドを組みたいなと。なので、まったくのソロをやるっていうより、結果的に新しくバンドを組んだっていう感覚のほうが近いですね」
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――バンド(Drunk Monkeys)がまたそうそうたる顔ぶれで。 |
「メンバーも僕の第一希望が全部とおって。好きなように楽しくやらせてもらってます。ただ、自分に厳しくやっていかないと。ただ楽しいだけで終わっちゃってはいけないのでいろんな縛りを自分で作ってやっていこうと決めたんです。まずひとつは、もっと僕の素直な気持ちを書き綴ってパーソナルな部分を歌う、ということ。僕はこういう人間です、っていうのを正直に言っていけたらいいなと思っています。あとは、ダビングをしないということ。バンドである以上は、そこでそのままライブができるようにしたいんです。ギターが一人しかいないのにギターの音がふたつ聞こえてるのはおかしいじゃないですか。そういうのはやめよう、とか。そういう縛りをつくって、その中で自由にやろうかなと思って」
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――なんだかとてもアナログな感覚ですよね。 |
「かなりアナログです。これぞ音楽というか。今でこそいろんな音楽の形がありますが、きっと録音技術なんかがそれほど発達してなかった頃はこうやって作っていたんだろうなって思うような、古典的なやり方で作ってますね」
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