毎月28日ある縁日のうち、10月28日の縁日には「甘藷まつり」が開かれる。「甘藷先生」と称された江戸時代の蘭学者の青木昆陽墓が目黒不動の杜の一角にあり、日本ではじめて甘藷(サツマイモ)を栽培した青木昆陽の遺徳を偲んで、毎年「甘藷まつり」を行なっている。以前は甘藷先生の命日である10月12日に行われていたが、戦後から、目黒不動の縁日に合わせて行なわれるようになった。
祭り当日は、「甘藷先生」の墓前にサツマイモや花が供えられ、境内には、露店が軒を連ねる。懐かしい味わいの大学イモ等をほおばりながら歩く若い女性など、多くの参詣人で賑わう。甘諸コーナーでは、日本全国のサツマイモ生産地である鹿児島県、徳島県、千葉県、茨城県の甘藷製品が数多く並び、物産即売会などが行われている。
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