小江戸川越の秋祭り「川越まつり」が10月14日(土)・15日(日)に開催される。川越城主松平伊豆守信綱が祭礼用具を寄進したことに由来し、江戸の天下祭り「山王祭」「神田祭」の様式を取り入れながら変遷を重ね、およそ350年にわたり受け継がれてきた。「山車を持つ町の人たち」、「山車に乗る囃子方」、「山車を動かす職人」というそれぞれの社会が調和した様式も、江戸譲りの特徴といわれている。祭りの主役となる山車は、いずれも趣向を凝らしたもの。そのうち大正以前に造られた10台は、埼玉県の有形民俗文化財に指定されている。
電線が地中化された一番街は、山車巡行の恰好の舞台となる。あふれるお囃子のリズムと喧騒・露店の数々も祭り気分を盛り上げる。
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